自分の思考にはフジツボが付着するから、定期的に剥がしましょう。
人は、知らないうちに思考のクセがついています。
そんなことを感じたことはありませんか?
思考のクセで人生の方向性が決まる。
日々の生活の中には、いろいろな問題、課題があります。
そこに直面したときに、どう考えるのか?は、思っている以上に自分の人生に影響を与えるものです。
例えば、なにか仕事で問題が起こったとき。
「問題には、こういう原因があったから、次はこうしようぜ!」と自分たちにできることを考える自責思考の人もいれば、「問題が起こったのは、会社の体制が悪いからうまくいかないんだ。」と原因を外に求める他責思考の人もいます。
どちらが良い悪いではありませんし、ひとつひとつの思考の影響は小さいかもしれませんが、その思考の結果から生まれた行動には差があり、その行動の積み重ねによって結果にも差が出るのは当然です。
船底のフジツボ。
こうした思考のクセのことを、ボクが尊敬している鮒谷さんは、それを「船底についているフジツボ」と表現されたことがあります。
なるほど、おっしゃる通り。
船の底は、普段は海面の下にあり、見えにくいもの。
日々何事もなく船を操縦していると、あるときからちょっとずつスピードや旋回が思うようにいかなくなって、「あれ?おかしいな」と思うことがあります。
ただ、近々でものすごく困らないので放っておいてしまいます。
実は、このときにフジツボが船底にくっきはじめているわけですね。
フジツボが船底につきはじめても気が付かずに、その状態でスピードや旋回の精度が下がった状態でなんとかするのが当たり前になると、当然ですがパフォーマンスが下がっていきます。
どうにもならなくなったときに、船底を見ると、知らないうちにフジツボがゴッソリついていたことに気が付きます。
ああ、もっと早くに気がつけばよかった。。。と思うわけです。
自分の思考のフジツボ剥がし。
つまりは、自分の思考には、知らない間にビッシリとフジツボが付着しているかもしれないということです。
フジツボが付着している状態で、日々の思考にクセがつき、そのクセがついた思考をまわしているから、当然パフォーマンスも下がります。
しかし、そのパフォーマンスの下がり方は緩やかなので、近々では困りません。
ただ、あるとき突然、どうにもならないことが起こったりします。
フジツボがエンジンにも付着して、動けなくなったような状態でしょうか。
定期的に、自分の思考のフジツボ剥がしをしないといけませんね。
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