使うかもわからない資料をキッチリ用意しておく人、用意しない人。

投稿者: | 2019年4月30日

使うかもわからない資料をキッチリ用意しておく人、用意しない人。

 

会議のとき、急に想定外の質問をされることがあります。

そんなときに、あなたはどうしますか?

会議資料をつくるとき。

会議の資料をつくるとき。

多くの人は、指示をされた内容や数字を入れて作成をして、会議に臨むと思います。

ただ、会議というのは思わぬ方向へ進むこともあり、想定外の質問が飛んできたりするものです。

そんなときにボクはあたふたして、「いや、今はわかりませんので、調べて報告します。」と当たり前のように答えていました。

しかし、そのときに先輩は違ったんです。

指示がなくて聞かれもしないような質問に対しての資料を持っていて、当たり前のように答えたんです。

会議後、その先輩に「すごいっすね、あんな資料まで用意しているんですね。」といったところ、こう言われました。

「いやいや、会議資料なんて最低限のもので、そこからどれだけ何を求められるかを想像して、先回りするための資料をつくるのは、仕事ではアタリマエのことだよ。」と。

思った通りにいくことなんてない。

話は変わって、息子のサッカーの試合でのこと。

試合中に、チーム内で何やらもめていることがありました。

聞くと、ものすごいチャンスに決めきれなかったメンバーが「急にボールが来るから、決められなくても仕方ないじゃん!」みたいなことを言ったらしいんですね。

一同「いやいや、そんなの常に準備していないお前が悪いんじゃね?」となったわけです。

パスのタイミング、スピード、高さなど、自分が思ったとおりにボールが回ってくることなんてありません。

ある程度は予測できるかもしれませんが、いつどうなるかわからない状態の中で、チャンスをどう活かせるか、その準備をどれだけできるかが大切です。

事前にどれだけ準備ができるか。

会議資料にしても、サッカーにしても、チャンスをモノにするには、準備が必要です。

その準備は、事前にどれだけの予測を立てられるか?にかかっています。

もちろん、準備をしてもチャンスが回ってこないかもしれません。

しかし、来るか来ないかわからないチャンスのために、どれだけ準備をするかが、その人の基準をつくります。

「いやいや、使わないかもしれない資料に時間を割くのはもったいなでしょ。」という気持ちもわからなくもないですが、そういう考えではチャンスを活かせる可能性は少ないでしょう。

 

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