WEBマーケティングのチームを育てるには。
先日、とある会社の役員の方に、WEBマーケティングのチームを作るときのコツを聞かれました。
ボクも試行錯誤で取り組んでいる最中なので語れる立場ではないのですが、自分なりのポイントをば。
失敗しました。
その会社は、WEBマーケティングを今後強化していきたいけど、今のチームではドライブがかけにくいといった課題を持っていらっしゃいました。
その方自身が誰もが知る営業が強い会社の出身なので、「高速PDCAが基本でしょ。そこには元気、気合い、根性!」みたいな考えが根底にあります。
ボクも営業出身なので、その感覚はものすごくよくわかります。
しかし、その考えではWEBマーケティングのチームは上手く機能はしません。
それは、ボクが自分で失敗をしたことがあるのでよくわかります。
双方のレベルを理解していなかった。
その失敗とは、メンバーを疲弊させてしまったことです。
例えるならば、野球で「日本一!」を掲げる高校の練習と「地区大会で1勝!」を目標とする高校の練習は、全く異なります。
練習時間、練習内容、メンバーの意識などなど、当たり前の基準が全く異なります。
にも関わらず、地区大会レベルのメンバーで、日本一の練習を取り入れたらどうでしょう?
もちろん歯を食いしばってついてくるくる人もいるかもしれませんが、まあ難しいでしょう。
特に、Web系領域には、そういう気合い、根性みたいな営業的感覚(?)を理解はしているけど実践できる人は、極端に少ないと思います。
それが良い悪いではなく、そういう特性を持った人材のチカラをどうやって引き出すか、そして活躍できる環境をつくれるか、を意識することが大事です。
中国の商習慣や文化を理解できずに、Amazonが失敗したようなものです。
キチンと順序立てて育てていく。
なので、もしWEBマーケティングのチームを作るのであれば、目標達成のために必要なタスクレベルとそれを運用するメンバーのレベルを把握することが大切です。
そして、タスクレベルに対してのメンバーの運用レベル(課題発見力、解決力、調整力、推進力など)を、引き上げていかなければいけません。
まあ、片方では「タスクのレベルをこなせる人をお金をかけて取ればいいじゃん」というのもありますが、今の人材市場を見渡すと難しいと思います。
今のメンバーをどう育てていくか。
ここで営業だったボクは、「理解できるのは事後的なものだから、とりあえずやろうよ。」とか、「そんな細かいことを言ってないで、とりあえずやろうよ。」みたいなアホな考えを持っていました。
ただ、これで上手くいった事例は聞いたことがありません。
キチンと概念や方針を説明して、理解してもらい、そこでできることを少しずつ広げていってもらい、都度調整をしていく。
そして個々の基礎レベルが上がってきてから、体制に落とし込むことが大事です。
時間がかかることですが、それがWEBマーケティングのチームをつくる一番の近道です。
●「マーケティングをやらないと。。」と思ったらお声掛けください●
*ご自身のマーケティング戦略を考えたい、マーケティング知りたい、はじめたい!という方のためのサービスです!
↓Kindleで本を出版してみました↓