「モノ時代からコト時代」コト時代はWEBマーケティングの設計ができているか?
商売において「モノからコトへ。」というのは、よく聞きます。
で、実際「これからは、『モノ』から『コト』にシフトするぞ!」と号令をかけたは良いけど、その商売はその後上手くいっているのでしょうか?
モノからコトの時代。
『モノ』から『コト』の時代とは、どんな内容なんでしょうか?
ザックリ言うと、こんな感じです。
『モノ』とは、目に見える商品で、車や服、時計などの商品そのもの。
『コト』とは、そのモノ(商品)やサービスから得られる体験。
日本は、戦後の高度経済成長時代では、三種の神器なる冷蔵庫、洗濯機、テレビ、さらにはカラーテレビ、クーラー、車などの『モノ』が次々と登場しました。
多くの人は、『モノ』を持つことで、が生活を豊かになり、幸せになるという価値観があったので、大量生産・大量消費で、言ってみれば需要>供給の時代なので、とにかく『モノ』をつくれば売れていきました。
しかし、バブルがはじけて市場は一変。
今は、需要<供給なので、ただ『モノ』をつくるだけでは売れなくなりました。
そこで『モノ』の機能や性能での差別化よりも、『モノ』やサービスから得られる『体験』に訴求する時代になったわけです。
『コト』へシフト。
その考えの有名な格言としては「ドリルを買う人がほしいのは、穴である。」がありますよね。
(個人的には、「ドリルを買う人がほしいのは穴であり、穴を開けてつくった椅子であり、その椅子に座った子供の笑顔である。」と考えています。)
で、みんなこぞって『コト』へのシフトを始めました。
あんな体験、こんな体験、あれこれを提供するようになったわけです。
ショッピングモールなどはわかりやすいですね。
キッザニアだったり、イベントを開催したり、単純に買い物ができる場所から、楽しい体験ができる場所にしようとしています。
もちろん、いろいろなお店でもいろいろな工夫をして『体験』を提供するようになったわけです。
この前、原宿青山界隈のお店をいろいろ見て回ってきましたが、GalaxyやLUSH、中川政七商店など、いろんな体験ができるような工夫をしています。
『コト』を活かすためのWEBマーケティング。
ということで、「コト」へシフトすることは、時代の流れとして必須です。
ただし、「体験」を提供する工夫だけでは、売上が伸びないというのが個人的な考えです。
確かに、「体験」をすることで、理解や関係性が深まり、ブランディングにつながり、想起率が上がることは間違いありません。
ただ、「集客」という観点から考えると、厳しい。
もちろん、その体験を口コミしてくれて、新規顧客を獲得できるようなスパイラルができれば良いんですが、なかなかそうもいきません。
そこで必要になるのが、体験をシェアしてもらう仕組みが必要になります。
つまりは、デジタルの活用になります。
おふろcafeなんかは、とても良い事例だと思います。
Instagramや動画で拡散してもらえる仕組みを取り入れた『体験』を提供しているんですね。
個人的には、これからの『コト』時代は、WEBマーケティングを上手に活用することが鍵になると確信しています。
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