ビジネスには、”儲け”と”おもしろさ”が必要。
ビジネスには、”儲け”が必要です。
一方で、”おもしろさ”も必要です。
この二つの要素を両立させることが大切です。
儲けがなければビジネスではない。
ビジネスは、”儲け”がなければ継続できません。
当たり前ですが、ビジネスは慈善事業ではないので。
”儲け”がなければ自分たちが苦しくなる一方で、自分たちが関わっている人たちにも多大な迷惑がかかる可能性が出てきます。
故に、”儲け”を出すために、きちんと行動計画や改善を積み重ねることは言うまでもありません。
儲けばかりではビジネスは失敗する。
ただし、”儲け”のことばかりを考えていると、数字だけを見るようになります。
数字ばかり見ていると、つい”効率化”や”生産性”を求めるようになります。
確かに”効率化”や”生産性”はとても大切ですが、そこばかりに目を向けると失敗します。
例えば、よくある話。
オヤジさんが始めた中華屋さん。
お客様とのおしゃべり、気分によって大盛りにしてくれる地元で大人気のお店。
ここに経営学を学んだ息子が入って手伝うことになりました。
すると、FLコストを考えて効率化に走ります。
目に見えない数値は無駄と考えて、セントラルキッチン化、おしゃべりを減らして回転率を上げる、量の均一化などを実施し、お客様にとってもオヤジさんにとっても「おもしろ味」がなくなります。
すると、どうでしょう?
一時的には儲かります。
しかし、次第にお客様は離れていってしまったんですね。
”効率化”や”生産性”を上げようとしたらお客様が離れてしまい、本末転倒になったわけです。
儲けも、おもしろさも。
結局のところ、ビジネスは、”儲け”も、一見非効率に見える”おもしろさ”も必要なんですね。
今までの歴史や現場を知らない人にとっては、「オヤジの軽快なトーク」や「大盛りにしとくよ!」というのは、無駄に見えるかもしれません。
しかし、実はそれが強みであり、原動力であり、そこがなければそもそもビジネスとし成り立たないというポイントなんですね。
そこのバランス感覚は、ビジネスには必須ですね。
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