3年先まで考えているのは、第二領域を前倒ししたいから。
3月末といえば、会社の決算。
多くの企業では今日で今期が終了し、結果が出ます。
結果は良いけど。
ボクの関わっている事業で言えば、予測よりも加速して良い結果となりました。
とても喜ばしいことではありますが、そこで「良かったわ~」と余韻に浸っている暇はありません。
明日からの”来期”の数字はもちろん、その次の期、そのまた次の期のことを考えると、不安でいっぱいだからです。
不安でいっぱいだからこそ、あれもやっておこう、これもやっておこうと必死なわけです。
9回2アウトランナー無し。
こう言うと、多くの人は「そんな先のことまで心配しなくても良いんじゃない?」と感じるかもしれません。
しかし、これは事業を考える上では、あまりヨロシクない考え方です。
野球で言うなら、『5点差で9回裏2アウトランナー無し』という状況になって、打つ手もなく、「ああ、どうしよう」と言うパターンに陥るタイプです。
試合の前から色々な確度からシュミレーションをして、早い回から手を打ち、勝ちを手繰り寄せるために動く必要があります。
のんびりしている暇なんてありませんし、準備が早すぎることはありません。
すべては、第二領域の前倒し。
これを一言で言えば、『第二領域の前倒し』です。
第二領域の事にできるだけ早く前倒しで取り組むことで、いろいろなケースを想定できて、早めに手を打てて、窮地に追い込まれる状況を回避でき、先行者利益も取れる可能性が出てきます。
逆に、後回しにしていると、後手後手で物事に取り組むことになり、ひたすら第一領域のことに時間を割くことになります。
健康で言うなら、予防の考え方です。
病気になってから治すよりも、病気にならないように予防をするほうが選択肢が広がるし、ゆるい時間軸で取り組むことができます。
そうした思考でいると、モノゴトがうまく回るように思います。
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