販売計画を瞬時に計算してしまう性。
ボクは、職業柄、つい商売の構造を知りたくなってしまいます。
床屋さんでの話。
ボクの行っている床屋さんは、男性専用の美容室。
この4年で、下北沢、新宿、渋谷、大阪と4店舗を出店し、絶好調なようです。
どういった利益構造なのか興味があって聞いてみました。
すると、ボクが思っていたよりも少ない月商ウン百万。
固定費が安く、人件費も美容師が売上げた●●%となっているので、経営的には安定しているとのこと。
席数から考えると、何回転できるから、何人くらいの人を切っていて、そのうち新規とリピーターの割合がこれくらいというのが何となく見えてきます。
さらに、課題は美容師さんがどれだけリピーターを獲得できるかという点らしいです。
お店は場所の提供とある程度の広告で新規顧客の獲得を手伝いますが、基本的には美容師自身が自分で顧客を獲得してこないといけないらしいです。
なるほどね、そういった構造になっているんですね。
床屋に限らず。
こうしたいろいろな商売の数字を知っていると、何かと役に立ちます。
例えば、飲食店ならFLコスト(食材費と人件費の合計)が50%以下なら優良店だよねとか、月間家賃を3営業日で稼がないと厳しいとか、ランチの店内回転率は2回転は欲しいとか。
物販をしている会社の物流費率は●%くらいとか、翌年のリピーター率が●●%でないと商売は安定しないとか。
地域の飲食店数とか、スマホの利用率とか。
こうした数値は世の中に出回っていますが、意識しなければ自分のアタマの中には残りません。
頭にあるデータの量は。
そして、何を隠そう、そうした数字やデータが頭に入っているか否かは、ビジネスマンとしての差がつくポイントです。
なぜなら、それがそのまま投資/回収マインドにつながるからです。
例えば、店舗商売をしているお店が「売上を上げるために新聞折込でチラシを撒こうぜ!」となったとしましょう。
地区も広げてたくさん撒けば、売上も上がるんじゃないかと期待を膨らませます。
しかし、、、そんなうまくいくはずもありません。
そもそも新聞を読んでいる人にアプローチしたいの?って思うし、よっぽどチラシに工夫をしない限り、チラシの反応率なんてほぼ統計通り。
結果は散々でも、伝家の宝刀「一定の効果はあったと思います。」という曖昧な分析をしていては、何の意味もありません。
常にいろんなデータを頭に入れていれば、仮説としての計算が瞬時にできるもの。
あなたのアタマには、自分の商売に関するデータはどれくらい入っていますか?
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