『ガワ』というWEB領域でよく使われる言葉。
WEB領域の制作現場では、よく『ガワ』という言葉が使われます。
『ガワ』とは一体なんなのでしょう?
『ガワ』が飛び交う現場。
「それ、実装するなら、ガワで何とかするしかないな。」
「とりあえず、ガワだけ作っておきました。」
WEB特有のそれっぽい会話です。
制作の現場にはそんな会話が飛び交っているんですが、ボクのアタマの中は「・・・ん?ガワ?」となりました。
『ガワ』の正体。
で、『ガワ』とは何のことでしょう?
『ガワ』とは、見える部分のことです。
WEBサイトで言うなら、ユーザーが見えているページ(フロントとも言う)です。
「見えている側」なので、側を『ガワ』と言っているんです。
ユーザーの見えている部分の裏側には、実はいろんな仕組みがあります。
システムが連携したり、サーバ側でいろんな処理が働いたり、そうしたいろんなことがある結果、ページとして見えているんですね。
『ガワ』で何とかするみたいなものは、裏側の動きはちょっと置いておいて、とりあえず見える部分だけを整えているよ、という意味合いです。
なので、「それ、実装するなら、ガワで何とかするしかないな。」→「裏側のシステムを変えるのは大変だから、ブラウザのところで何とかするしかないわ。でも、何かあったらシステムで処理できないから、自分たちの手で何とかしないといけないから、保守性が低いけど仕方ないか。」という意味合いになり、「とりあえず、ガワだけ作っておきました。」→「とりあえず、見える部分だけ作って繕っておきました。という意味になります。
『ガワ』をつくってしまうと裏側も必死につくる。
これは、3キロも走れないのに、格好だけはフルマラソンを走るノースリーブのシャツにギリギリ短パンの格好をして”いかにも速そう”感を出しているような感じです。
つまり”格好から入る”みたいなものですね。
「格好から入る」というのは、ネガティブな捉われ方もしますが、個人的にはとてもポジティブなことだと思います。
「実力が伴っていないのに、格好から入るなんて」という理屈もよくわかりますが、「恰好から入ろうが何しようが、とにかく今できることをひとつでもやってみる。」ことの方が大事です。
今できることをとりあえずやって、その後に裏側を修正していくというプロセスは有りですし、経験則で言ってもその順序の方がモノゴトが進みます。
『ガワ』をつくって、『ガワ』が崩れないうちに必死に裏側を固める。
WEB領域にせよ、自分の成長にせよ、『ガワ』から作ってしまうのも良いかもしれません。
HTML&CSSとWebデザインが 1冊できちんと身につく本
世界一わかりやすい HTML5&CSS3コーディングとサイト制作の教科書
◆サラリーマン複業”ひとりビジネス”のサポートサービス◆
限定サービス提供中! 【メニュー】はこちら!
↓Kindleで本を出版してみました↓