売上だけを追い求めると。
ビジネスにおいて売上を上げることは、とても大事。
けれど、売上だけを考えているとおかしなことが起こります。
売上だけを追い求める危険性。
ビジネスで売上が大事なのは、誰もが知っています。
しかし、売上だけを追い求めると、現場では「売上を上げれば、何をしても良い」という考えが蔓延ることがあります。
そうなると、お客様のことはもちろん、利益度外視、効率度外視、みたいになるんです。
そもそも売上を上げるには、客数を上げるか、客単価を上げるしかありません。
多くの場合、客単価を上げることは難しいと考えるので、客数を上げる施策を考えてしまいます。
客数を上げるとなると、広告を打ったり、安売りセールを開催しよう、という発想になります。
ただ広告には目に見えて費用がかかるから、セールで割引にしようということになりがち。
そうなると、売上は上がるけど、利益がドンドン減っていきます。
売れば売るほど疲弊する構図。
売上を求めるが故に、利益が減っていく。
この構図は、危険すぎます。
「とにかく売上を上げないと怒られるから」という現場の理屈もよくわかるんです。
それに、安いわけだから客数は増えて、一時的に見たら売上は上がって、体裁は保てます。
しかし、それが常態化すると、セールをやらないと売上が上がらない状態になっていきます。
さらに、セールなどで客数が増えて、売上が上がれば上がるほど、その処理の工数が増えてしまう業務の設計だとマジ悲劇です。
売れば売るほど、疲弊してしまいます。
ビジネスの設計をするなら。
利益や効率を考えずに、売上だけを考えると、破滅への道をまっしぐら。
もちろん、ビジネスにおいて利益を考えずに、売上だけを追い求めるフェーズもあるでしょう。
しかし、それはある一定の売上が上がれば、利益が出る構造になっている場合です。
売上を上げれば上げるほど、現場の人が頑張れば頑張るほど、赤字になっていくのは、悲惨以外のなにものでもありません。
ビジネスを設計するならば、利益の構造、業務フローを考えることがものすごく重要です。
当たり前のことですが、つい忘れてしまう人が多いんです、ボクも含めて気をつけたいところです。
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