KPI、そこですか。
戦略とは、KPI。
すなわち、どの数字を追いかけるのかを明確にすることが重要です。
KPIこそが。
「売上をあげよう!」となったときに大切なのは、「何を切り捨てて、何に注力するか?」です。
売上を上げるためには、客数を上げるのか?、客単価を上げるのか?
客数を上げるならば、既存客にリピートしてもらうのか?、新規客を獲得するのか?
既存客にリピートしてもらうなら、どの属性の顧客に来てもらうのか?、そのために何をするのか?
など、いろんな切口で売上を分解し、目標達成のための施策を考えます。
その施策に必要なのが、KPI(key performance indicator:主要業績評価指標)です。
「とりあえず、頑張ろうぜ!」では、計画でもなんでもありません。
しっかりと、「この属性の来店客数を100件にしようぜ!」と数値に落とし込むことが必要です。
KPIの置き方で成果は変わる。
KPIは、それぞれ業界や事業のフェーズによって変わります。
新規事業なら新規顧客の数がKPIかもしれないし、既存事業なら既存顧客の掘り起こしがKPIかもしれません。
そのKPIの置き方を間違うと、いくら頑張っても成果につながらないケースも出てきます。
例えば、ボクが営業のとき。
『訪問件数』というKPIを置かれたことがありますが、商談につながらない訪問だけが増えて、売上が上がらなかった例がありました。
とある医院のKPI。
先日、医院を経営している人に「どんなKPIを持っているんですか?」と聞いたところ、「歩数です。」というおもしろい答が返ってきました。
「・・・歩数?ですか?」と思ったボク。
その方曰く、人材不足で人手が足りない状況で、運営効率を上げるために取り組まざるを得ない状況だったそうで。
「一人あたりの効率を上げるためには、一つ一つの業務の効率化も大切だけど、一つ一つの業務をするために移動する時間も効率化しなければならない。
だから、万歩計をつけて、歩数を30%削減するためにレイアウトを変更した。」
と仰っていました。
なるほど、ボクにとっては、目からウロコのKPIです。
これは、店舗運営でも使える発想ですね。
あなたのチームのKPIはなんですか?
KPIが明確なチームは、とても強いと思います。
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