吟花|完全予約制1日1組10人まで。女性のみ予約可の怪。
先日、とあるご縁で、興味深いお店に連れて行っていただきました。
そのお店は、神田にある『吟花』。
何がどう興味深かったのかのエントリー。
『吟花』というお店。
この『吟花』。
住所も非公開、完全予約制で1日1組10人まで、女性店主が取り仕切っており、予約権利を持つ女性しか予約ができない、写真はNGの『エンターテインメント型で日本酒とお肉を堪能させていただけるお店』でした。
ボクは、特に「日本酒が大好き!」というわけではありませんが、このお店でいただいたお酒は格別。
聞くと、当日出される日本酒は、すべて一つの蔵元のお酒。
この日は、群馬の高井株式会社の11代目蔵元の高井幹人さんが作っておられる『巌』とそのお酒に合うお肉料理をいただきました。
ちなみにお酒は、この5種類。
巌 純米
巌 純米吟醸
巌 純米酒
巌 純米しぼりたて
巌 山田錦純米大吟醸
さらに、このお店の面白いところは、エンターテインメント型というスタイル。
と言うのも、女将さんがその日に出してくださるお酒の蔵元の歴史から杜氏の人間像、お酒へのこだわり、料理の一品一品の説明、食べ方を事細かく説明してくださいます。
女将の日本酒と料理の惹き込まれるプレゼンからの、美味いお酒も、最高に合う料理はまさにエンターテインメントそのもの。
非日常で上質な時間でした。
お誘い頂いたSさん、Mくん、本当にありがとうございました!
絞り込みのすごさ。
このお店、マーケティング的に見てもものすごく勉強になります。
ちょっと感じたところで、
- 「女性のみ予約可能、肉、酒」というコンセプトが明確で人に伝えやすい。
- 1日10組限定で完全予約制なので、廃棄ロスが出ない。
- スタッフが最小限で済む。
- 予約権利を持つ女性しか予約ができないので、プレミアム感がハンパない。
- SNS禁止なので、誰かに言いたくてたまらない。
- 外から見たらわからない店構えがたまらない。
ここまで上手に絞り込みをすると、マーケティングがうまくいくという、ものすごく参考になる事例です。
自分は絞り込めるか?
こうした絞り込みの効果は、このお店の例に限らずとも、よく言われることです。
しかし、実際に自分で絞り込もうとすると、ものすごく難しいもの。
絞り込むには、自分への問いかけ、自分たちの在り方を明確にすることが必要になることに気が付きます。
そして、絞り込もうとすればするほど、本当にそれでいいのか、という不安にかられ、自問自答をすることになります。
その難しさが大きな壁となって立ちはだかります。
絞り込みは、削ぎ落としの作業。
感覚的に削ぎ落とすのは怖いけど、その一歩が未来を切り開くのかもしれません。
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