豚汁ブルース。
先日、ヨメから朝イチの会議中にこんなLINEが来ました。
「豚汁が…ない。」と。
そこからの学びです。
豚汁が…無い。
朝イチで、会議をしている最中。
重苦しい空気の中で、ピロリロリンとLINEが来ました。
会議の席の上に置きっぱでマナーモードのブルブルにしていなかった自分を悔やみながらも、画面に表示されたメッセージを見ると・・・
「豚汁が…ない。」とのヨメからのメッセージ。
この一言の裏には、ヨメの怒りを感じます。。。
おそらく、昨日の晩の残りの豚汁を、ボクが朝全部(と言っても一人分程度)を食べてしまったことに起因しています。
前提として、我が家のルールでは「残しておいて欲しいものは、相手にきちんと伝える。」となっています。
が、このときは何も言われていなかったので、残りの豚汁を食べて元気いっぱいに朝の会議に臨んだんです。
しかし、我が家のルールは時として無力なもの。
このメッセージから読み取れるのは、ヨメたちが朝食に豚汁を食べようと考えていたけどボクが食べてしまったことに、とても腹を立てているということです。。。
けれど「豚汁が…ない。」とメッセージを送られてきたボクは、ただただ会議中にモヤモヤと困惑しました。
仕事でも同じようなことが。。。
さて話は変わって、あるときに中堅社員のAさんは、問題が発生したので上司に報告をしました。
その報告は、「お客様からのクレームで、●●が✕✕だからなんとかしろ!と怒っています。」との内容。
そして、その後Aさんは、しばしの沈黙。。。
上司がたまりかねて、「・・・で?」と聞き返すと、Aさんは「どうしたら良いですか?」と聞き返しました。
その上司は「・・・オレにどうしろって言うの??状況が断片的にしかわからないオレが解決方法を考えるより、まずはキミ自身で考えるべきじゃないの??一緒に同行して謝罪してくださいとか、とりあえずの対応でこれだけの費用がかかりますので承認願いますとか。。」と、怒りをおさえつつ諭していました。
新人ならまだしも、中堅にも関わらず、落とし所も決めずに報告だけして「あとは、なんとかしてください」というのは、ちょっとマズいわけです。
落とし所がない話ほど、困る話はない。
この話ふたつの話から思ったこと。
豚汁の話でいけば「豚汁が…ない。」と言われても、ボクが朝の会議を抜け出して、家に帰って豚汁を作ることはできません。
ならば、その場でLINEをしても、どうにもならないわけです。
またAさんの場合でいけば、担当にも関わらず「どうしたら良いですか?」と聞いたところで、「怒っているのはわかるから解決策は考えるけどさ、、お前はどうしたらいいと思うんだ??」と相手が困惑するのは当然です。
つまり、「落とし所も決めずに話しても、相手は困惑するだけ。」ということです。
ただ単純に「自分は困っている。だから、即相手に伝える。」という図式は相手を困惑させる可能性が高いので、伝える前に言われた相手のことも考えましょう。
●「マーケティングをやらないと。。」と思ったらお声掛けください●
*ご自身のマーケティング戦略を考えたい、マーケティング知りたい、はじめたい!という方のためのサービスです!
↓Kindleで本を出版してみました↓