MA(マーケティングオートメーション)の進歩はすごい!・・・けど。
WEBマーケティングやデジタルマーケティグでは、日々新しいテクノロジーを使ったツールが出てきます。
あんなこと、こんなことがドンドンできるようになる。
すごい時代です。
テクノロジーの進歩、すごいっす。
テクノロジーの進歩、マジすごいっす。
あんなデータ、こんなデータが取れて、そのデータと天気や他の会社のデータなど外部のデータと連携して、細かなセグメントが可能になりました。
さらに、そのセグメントに対して施策のA/Bテストをして、効果の高い施策を採用する、なんてことを自動でやってくれます。
WEBサイトで言えば、このキーワードで検索して、WEBサイトのこのページに着地して、この場所を何秒見ていたから、仮説としてこの商品に興味がある可能性が高いことがわかります。
その興味に合わせて、こんなオファーやあんな商品紹介をして、購入へ導ける効果の高い施策を打ち続ける、といったことを自動でやってくれるわけです。
一見、超便利に見えます。
MA(マーケティングオートメーション)が上手くいかない理由。
ただ、そうは言っても、いろんなデータを連携したり、細かくセグメントして施策をたくさん打つには、当然ですがお金がかかるし、実装までの工数もかかります。
さらに、「どうやって分析して、セグメントをする」とか、「どんな施策を、どのタイミングで打つか」ということは、自分たちで考えないといけません。
例えば、デジタルマーケティグの中でもテクノロジーが進んでいる「MA(マーケティングオートメーション)を導入すれば、工数をかけずに売上が上がる!」という人も多いです。
しかし、実際はそんなにうまくいきません。
この言葉をもう少し踏み込んで考えてみると、「MA(マーケティングオートメーション)を導入すれば、【いろいろなデータと連携して、自分たちの付き合いたいユーザーと提供する価値を明確にして、見えていないユーザの要望に合わせてセグメントして、セグメント毎に施策を試せて、最適なタイミングやオファーでの施策が打てるようになり、そこを自動化してからは】工数をかけずに売上が上がる(可能性が高くなる)!」ということです。
つまり【 】の中の作業は自分たちでやるべきだし、その作業を整理もせずベンダーの言われるがままにMA(マーケティングオートメーション)を導入しても、うまくいく可能性は少ないわけです。
だから、3,4年前に流行ったMA(マーケティングオートメーション)ですが、導入しても上手くいっていない会社が多数あります。
前提を忘れないように。
さらに言うと、ボクの中のひとつの結論として、「新しいテクノロジーが、顧客に対して価値の高いものになり得ることはほとんどない」という感覚があります。
当たり前の話ですが、顧客が求める価値を自分たちがどうやって提供するかを考え続けて、自分たちの限られた制約の中でいかにして組み立てるかを試し続けることが大前提です。
その前提を忘れて、新しいテクノロジーにばかり目を向けては本末転倒。
目を向けるべきは、顧客であり、その顧客にとって自分たちが提供できる価値です。
これは、いつの時代も変わらないと思います。
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