無理だと思うのは、自主トレが足りないだけ。
人は、良いも悪いも、見聞きしたこと、自分で経験したことの範囲でモノゴトを考えます。
というか、その範囲でしか考えることができません。
絶対に無理!と言われて。
昨年末に、今年の売上目標、施策、スケジュールなどをつくって共有したときのこと。
いろいろな制約がある中でメンバーの負担も大きくなり、さらには今までやったことがないことへのチャレンジも多分に含まれている内容。
それを聞いたAさんから、バッサリと言われました。
「そんなの、絶対に無理でしょ。」と。
こう言われたボクは、代替案もなく「無理だ」という姿勢に、大人気なくムッとしました。
イメージがつくれないだけの話。
しかし、ムッとしていても仕方ないので、必殺「ありがたい攻撃」で対処し、なぜAさんは「無理だ」と言うのかを考えてみました。
(*ありがたい攻撃とは、ムッとしたら「ありがたい」と心の中で言い続けて感情と行動の間にスペースをつくり出し、負の感情を起点にプラスの方向へと転換させる攻撃。)
結論、無理というのは、「その人の考えが及ぶ範囲では無理」ということです。
例えば、一泊50万円のホテルのスイートルームを販売しようとしましょう。
Aさんは、普段1万円程度のビジネスホテルを利用しており、そんな高いホテルに泊まったことはありません。
なので、「そんな高い宿泊料のホテルなんて、誰も泊まらないから販売なんてできない。」と言うでしょう。
逆に、実際に一泊50万円のホテルのスイートルームに泊まったことがある人は、その価値を理解しているし、その価値を理解している人をイメージできるので、販売することもイメージできます。
結局のところ、Aさんの経験や見聞きしたことではイメージが作れず、代替案すらも出せなかっただけの話です。
無理と言うのは、自分の怠慢。
こうした思考は、自分の意識しないところで自分の成長や可能性に大きな影響を与えています。
極めて狭い世界だけでの経験や見聞きしたことから生まれる思考では、ちょっとネガティブな未来しか描けず、「アレも無理、コレも無理」となりがちです。
しかし、積極的に見聞を広げ、新しい経験をすることで、イメージできる幅が広がり、「どうしたらできるだろう?そういえば、こんなことが活用できるかも。」と選択肢が広がり、新たな行動が生まれます。
ここで大事なのは、「積極的に見聞を広げ、新しい経験をする」というのは、誰かがしてくれるわけではないということ。
これは、自分で行う自主トレみたいなもんです。
自主トレもせずに、自らの選択肢を狭めて、「そんなの無理」というのはただの怠慢。
自分も気をつけないと。。。
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