マーケティングの分析と施策の間で。

投稿者: | 2018年12月19日

マーケティングの分析と施策の間で。

 

ボクの中のテーマは、『分析』と『施策』です。

お客様を理解するために、動向やデータを『分析』する。

その後、仮説を立てて、その仮説に基づいた『施策』に落とし込んで、実践をする。

この繰り返しです。

スタートを間違えると。。。

何かの『施策』を打つときは、必ず『分析』から始まります。

まあ、実際には「毎年この施策をやっていたから、今年もこの施策をやろう」みたいな惰性的施策もあります。

基本的には、売上目標や利益目標があって、それを達成するための『施策』を思いつきで打つわけにもいきません。

なので、手元にあるデータや”肌感覚で持っている経験”を元に『分析』をします。

ここで気をつけたいのが、『分析』の切口を間違えると、『施策』は効果のないものになってしまうという当たり前の事実。

スタートの第一ボタンの掛け違いには、気をつけないといけません。

単純な結論では危ない。

例えば、「売上が悪いから、原因を探ろう!」みたいな場面。

売上の公式は、誰もが知っている【売上=客数✕客単価】を使います。

そこで【客単価】が下がっているとしましょう。

【客単価】が下がっている原因を調べるため、【客単価】を構成する商品や一回当たりの商品購入点数を調べます。

すると、今まで売れていた商品Aが売れなくなっていることが判明。

ここで「今まで売れていた商品Aが売れなくなったのが原因だから、Aの特売をしよう!」なんていう結論を出したら、、、どうでしょう?

ちょっと危険ですよね。

背景に思いを寄せる。

この例でいくと、「商品Aが売れなくなった」→「売るために安くしよう!」という構図になっています。

しかし、商品Aが売れなくなった背景の理解を深めないといけません。

例えば、

・競合他社が、安売りをし始めた。

・ブームで売れていただけ。

・リピーターは安定しているが、新規客の購入が減った。

・商品Aの代替えとして、同じような機能を持つ単価の安い商品Bにシフトした。

・実は、欠品をしている時期があった。

・近隣の駐車場が閉鎖になり、重さがある商品Aを持って変えるのが大変になった。

など。

実は、データでは取れていない要素があるわけです。

そして、データでは取れていない要素の方が、インパクトのあることだったりします。

小難しい手法で『分析』することも大切ですが、普段の生活や街中にあるヒントを組合せて、自分なりの『分析』をして有効な『施策』を打てるように、日々修行あるのみです。

 

 

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