整理整頓のキモは、総量を超えない努力。
散らかっているから、整理整頓するために棚を買う。
ゴミが多いから、ゴミ箱をもう一つ買う。
こうした思考は、身の回りを余計に散らからせます。
ゴミ箱を買うことで解決になるのか?
冒頭の例で考えてみましょう。
仕事が増えたり、書類が増えて、捨てる回数が多くなってきたとしましょう。
デスクからちょっと離れた場所に、みんなで使う共有のゴミ箱があります。
ゴミを捨てるたびに、いちいちそこまで行って捨てるのは面倒だし、面倒が故に書類を捨てないで机に溜めてしまってカオス状態になっていく。
そんな状況を改善するために、デスクの横にゴミ箱を増やすことにしました。
ゴミ箱を増やすことで効率的になりそうなものですが、本当にそうなんでしょうか?
買う前に考えること。
この場合でいくと、短期的にはとても効率的になったような気になります。
しかし、「そもそも、なんでそれが必要なの?」と考えてみましょう。
その理由は、「捨てる書類が多くなったから」ですよね。
だとしたら、ゴミ箱を増やすよりも、”捨てる書類”を減らす方が良いのではないでしょうか?
ゴミ箱を増やすことでスペースが取られて、捨てやすくなったからゴミが増えて、結局は余計に散らかっていくことも考えられます。
総量を超えない努力。
整理整頓のキモは、棄てることです。
総量を決めて、新しいモノが入ってくるときは、何かを棄てる。
さもないと、どんどん総量が大きくなって、身動きが取れなくなっていきます。
服とか、食器とかもそうですよね。
買うのは楽しいですが、何を棄てるか、どこにしまうかを決めておかないと、総量が増えてしまい散らかっていきます。
今一度、自分の洋服から仕事のやり方まで、自分が身軽に動ける”総量”を決めて、その中に収まるように見直して、いろいろ棄てないと。。。
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