マーケティング活動の3つの要素。
マーケティングの仕事では、売れる仕組みをつくるために、日々いろいろと試して、いろいろと失敗して、いろいろと上手くいくことを見つけて、組合せていきます。
そのマーケティング活動は、3つの要素に分けられます。
より良くするためのアイデアを出す。
1つ目の要素。
マーケティング活動では、まず、今をより良くするためのアイデアを出します。
アイデアを出すというと、「奇抜なものやあっと驚くものを瞬時に出すアイデアマン!」みたいなイメージを持ちますが、そういうことではありません。
アイデアを出すためには、こんなチカラが必要です。
・いろんな変化を見つける。
・その変化の先で自分たちのあるべき状態をイメージする。
・あるべき状態にするための課題を明確にする。
変化を見つけるには数字を読み解くチカラが必要ですし、あるべき状態をイメージするには未来を描くチカラが必要ですし、課題を明確にするには問題整理をするチカラが必要になります。
言ってみれば、総合力が求められます。
実現方法を設計する。
2つ目の要素。
アイデアがいくら良くても、行動しなければ意味がありません。
ですので、行動するために、行動できる設計をします。
組織であれば、予算をつけて、承認をもらって、体制を整え、ルールを決めて、みんなにやる気を出してもらって、行動してもらうところまで持っていく必要があります。
会社だと、ここにとても時間がかかるんですね。
チューニングする。
3つ目の要素。
行動をしたあとは、チューニングが必要です。
チューニングとは、調整みたいなもの。
自分たちが「これ、最高だ!」と思って市場に投入しても、上手くいくとは限りません。むしろ、失敗することの方が多いです。
そこで、上手くいくように調整していくことが大切です。
もちろん、その先には「撤退する」という決断をする場面もあります。
そうした総合的なチカラが必要なのが、マーケティングなんですね。
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