会社の売上が下降してきたら、何とかしなければなりません。
もちろん調子が良い時に次の手を打っておくことが大切ですが、人は痛みを感じないと動くことができないんですよね。。
ただ、何とかするときに、注意したいことがあります。
ボクが営業のとき、他の会社の営業マンにこんな話を聞いたことがあります。
その会社では、売上が芳しくないようでした。
そして、偉い方々がこう言い出したそうです。
「売上が悪いのは、訪問件数が少ないからだ!」ということになり、とにかく一日の訪問件数を増やすことになりました。
しかし、それでもなかなか売上は上がりません。
今度は、「売上が上がらないのは、商談力が無いからだ!」となり、毎日のようにロールプレイングをすることになりました。
しかし、それでもなかなか売上は上がりません
次は、「価格に競争力が無いからだ!」となり、価格を徹底的に競合より安くしました。
すると、出荷数は増えたものの売上は思ったように上がらず、利益が減りました。
次は、「利益が減ったのは仕入力が無いからだ!」となり、仕入部門がコスト削減に取り組むようになりました。
しかし、仕入先の負担が大きくなり、思うように商品が作れなくなりました。
次は、「人材がいないから、悪化するんだ!」となり、採用に力を入れました。
すると、採用はできたものの育つ環境が無く、退職者が増えたそうです。
事象に対して、原因を明確にすることはとても大事です。
しかし、ビジネスにおいては、”それだけ”やればうまくいくことは少ないものです。
それは、「健康になるために、何を食べれば良いですか?」と聞くようなものです。
食べ物に関して言えば、特定のモノだけを食べるのではなく、いろいろなものをバランスよく食べなければなりません。
さらに、食べ物だけでなく、運動や環境も整えなければなりません。
そこを理解することから始めたいものです。
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