息子は、中学でサッカー部に入り、今では部長をしています。
肩書だけは立派ですが、部長になった理由は「メンバーの中では、シッカリしているように見えるから。」だそうで。
ただ、そのサッカー部、メチャメチャ弱いです。
何度か試合と見ましたが、全く勝てる気がしません。
理由は、学校は勉強第一で部活にはチカラを入れておらず、公立なので先生も何年かで異動をするので、なかなか長期的に強い伝統をつくれずに、『生徒の自主性』に任せているということ。
ただ、生徒だけで規律正しく効率の良い練習をして、試合で戦略を立てて、試合中のメンタルをコントロールするのは難しいもの。
メンバーの中には温度差もあり、練習もダラダラやっているそうです。
ある程度、オトナが方向性を示して支援しないと改善することは難しいものです。
なので、個人的に、せっかく部活をするなら、短時間でも効果的な練習をして、試合に勝つ戦略を立てられるようになってほしいと思いつつも、なかなか一人で動かすのも難しいので、息子の中学サッカー部のお父さんたちに声をかけて、軽く飲む機会をつくりました。
そこでつながったお父さんたち。
みなさん、とても真剣に考えていて、「何とかしよう!」と言うことになりました。
「何とかしよう!」と言っても具体性が無いと話にならないので、二つのことを決めました。
まずは、走れるようになろう!
中学生のサッカーの試合だと、約5~6キロくらい走るそうです。
その距離すら走れなければ、試合になりません。
なので、まずは一試合走れる体力と精神力をつけよう!というもの。
そのために、走る習慣をつけさせるために、週末自主トレーニングの機会をつくることにしました。
さらに強力な作戦が『女子の応援大作戦』。
女の子が来れば、男子たちもテンションが上がり、5割増しで走れるだろうということで、試合に女子を連れて来ることを徹底させます。
二つ目は、勝ち癖をつける!です。
今のメンバーには、「どうせやっても負けるし。」という負け癖がついています。
まずは、これをどうにかしないといけません。
そのためには、小さなことから、毎日決めたトレーニング、ストレッチ、戦術の確認を1週間続けるなど、自分たちで決めたことをシッカリこなすという小さな三連勝を経験するところまで支援しようということになりました。
そして、そこで何か小さな変化を体験し、「自分たちもいけるんじゃね?」と小さな勘違いを起こして、そこから「どうせやっても負けるし」のイメージを払拭しようと思います。
さて、子供たちがサッカーを通じてつながった地域のお父さんたちの改革案。
どうなるか楽しみです。
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