何かをするときに、目的を考えることはとても大事です。
しかし、目的があるからといってモチベーションが上がるとは限りません。
以前、こんな話を聞いたことがあります。
配布物を作成するような単純な作業をするために、グループを2つに分けます。
Aグループには、目的から考えてもらう。
Bグループには、作業手順から考えてもらう。
するとどうでしょう?
手順から考えたBグループの方が、よりたくさんの作業をこなして、結果的に行動力が高い結果となりました。
もうひとつのテスト。
単純な作業ではなく、中長期の戦略をつくるような難易度の高い課題を与え、同じように試してみました。
すると、今度は”目的”から考えたAグループの方がモチベーションを高く保ち、良い結果が得られたそうです。
何が言いたいかと言えば、課題に対して行動力をアップさせるには、「目的から考えたほうが良いのか」「手順から考えた方が良いのか」を考えてみると良いかもしれないということです。
当然ですが、その閾値は人によって異なります。
なので、上司であればカンタンだから「手順から考えれば良い」と思うかもしれませんが、部下からしたら難易度が高く「目的から共有する」ことが必要かもしれません。
そこを意識して、考える順序を明確にすると、行動力がアップするはずです。
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