夏休みの「自由研究」や「自由なテーマでのレポート」みたいな宿題を手伝っていたとき。
「テーマは自由だから、決めていいんだよ。」と言われたときに「え~、何したら良いかわからない。」と困惑する子どもたちを見て、ちょっと思い出したことがありました。
以前、知り合ったお絵かき教室の人に聞いた言葉。
その人は、ものすごい大きなスペース(キャンパス)を使って、子どもたちに自由に絵を書いてもらったり、粘土でモノをつくったりするような活動をされていました。
たくさんのインクや粘土と畳10畳分の大きな真っ白な紙を用意して、子どもたちに「何してもいいよ!好きなように遊んでね!」と言うと、不思議なことに子どもたちの中には困惑する子が多いそうです。
どうやら、「最近の子は、ルールが無い中で「何を使っても、何してもいいよ」というと、「これをしてもいい?」「あれを使ってもいい?」「これはやったらダメ?」と聞く子が多いんです。」と。
「何をしても良い。」と言われても、怒られそうなことを事前に確認したり、ある程度のルールを求めてくるそうです。
逆に言うと、何もないところから何かを生み出すことができないんだとか。
それが悪いと言うわけではなく、そんなときに大人は少しのヒントをあげたり、ちょっとでもやってみせることが必要で、するとたちまち子供たちは発想を広げて、大人の思いつかないものを作ったりするそうです。
なるほど。
世の中には、たくさんのヒントや機会が転がっています。何をどういう風に組み合わせても自由です。
なのに、自分の中で、してはいけないこと、枠を作っていることがあります。
自分の知っている範囲でしか考えないクセがついていることに、そもそも気がついていないかもしれませんし。
もし仮に気がついていても、積極的にその枠を取っ払ろうとはしていないと思います。
そんな思考習慣を持っている大人は、子どもたちに発想を広げるようなヒントや事例を伝えることができるのでしょうか?
もし普段から「こうするべきだ」「それはやったらダメだ」みたいなガチガチの枠にハマった思考しかしていなければ、なかなか難しいかもしれません。
そして、その思考習慣が、自分の子供にも少なからず影響しているかもしれません。
自分たちは、何かのヒントや機会があると、実は発想が広がることを自分たちは幾度となく経験していると思います。
何もないところからの発想は難しいですが、そういった思考の補助線みたいなものを使って、自分の思考をもっと広げていければいいなあと思います。
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