週に一回、EC事業のチームで新たなメルマガをボクが書くことにしました。
今年オープンする新しいECサイトでの施策でメルマガがあり、その骨子を作るのが目的です。
というわけで、テスト的に記念すべき(?)第一通を送付したんです。
「まあ誰も読んでくれないよなぁ」と思っていたら、予想外に開封率も、クリック率も、CVRも良く、調子に乗ってもっと書きたくなりました。
そこで、「なぜメルマガでの数字が良かったのか?」を自分なりに体系化しておきます。
メルマガの内容で多いのは?
一般的に、ECサイトのメルマガの内容は、B2Cが多いので、セール情報、お買い得情報、新商品情報などの商品情報が多いです。
「今ならクーポン使えます!」
「期間限定!限定10個!特別価格で販売!」
「春のセール始まります!」
そんな感じの内容で、タイトルはお得感や「見逃すと損をしちゃうよ~」的なフレーズで開封率を上げようと日々考えているわけです。
一方、B2Bのメルマガは、世間のニュースや事例からのビッグキーワードを軸に、当たり障りのない範囲で困り事を顕在化させて、自分たちのソリューションへの導線を引いていることが多い印象です。
また、ボクの友人や知り合いでメルマガを発行していらっしゃるみなさまの場合は、もっとツッコんだ内容で、具体を抽象に上げて、さらに具体に落とし込む、みたいな濃い内容のものばかりです。
つまりは、どのメルマガ良くて、どれが悪いというのではなく、自分たちの目的に合った内容が良いわけですね。
テーマを決める。
では、自分たちのメルマガはどうしたら良いのか?
結論は、B2B寄りの課題を顕在化させる内容を軸に、自分たちのマネタイズポイント(ボクたちの場合は、商品を購入していただく)に来ていただけるような設計にしています。
ただ、ボクの中では売上に直結しやすいと思われるセール情報やお買い得情報よりも、前半の課題を顕在化させることが重要だと思っているので、そこを強化していこうと思っています。
そのために、こんなことをしました。
1 コンセプトを見直す。
改めて、自分たちがお付き合いしたいお客さま、そのお客さまにとっての価値、自分たちが提供できる価値を見直して、定義し直しました。
2 テーマとテイストを決める。
コンセプトを決めたら、それに沿ったテーマとテイストを仮決めします。個人的にはテーマを決めておかないと、話がブレてしまうのでテーマに沿ってコンテンツをつくるようにしています。
3 課題を顕在化するストーリー作り
そのコンテンツは、課題を認識してもらえるようなストーリーを意識しています。キャラ設定や文章のテイストも考慮しながら、気軽に読んで課題に気がついてもらうような流れにしています。こうなってくると、セールスライティングみたいな領域なんですかね。
4 商品に落とし込む
認識してもらいたい課題をストーリーに乗せたら、その課題を解決するための商品に落し込みます。そこで初めて、お買い得情報もつけるイメージです。
という感じです。
書いてみれば当たり前のことですが、一般的なメルマガではとこれを意識しているメルマガは少ないように思います。
週一で発行するメルマガのコンセプトとは。
では、ボクたちがこれに沿ってメルマガを作るとどうなるのでしょう。
個人的には、こんな感じに仕上げました。
コンセプト:お店で商売をされている方の商売繁盛を支援する。
テーマ:集客、リピーター作り、客単価アップ、コスト削減の4つの大テーマ
キャラ:商売繁盛ネタを日々学んでいる入社3年目の元気な女性。
商品:それぞれの課題の商品への落し込み。
詳しくは書けませんが、こんな感じで週に一回、ボクたちが街中やお取引の中で気がついた多種多様な業種業態の「商売繁盛のヒント」を作成しています。
まだまだテスト段階ですが、お客さまのお力になれるようなおもしろいものにしていこうと思います。
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