「忙しい=ガンバっている」という公式。
これを見て、みなさまはどう思いますか?
忙しい=ガンバっている?
会社には、残業している人がたくさんいます。
その面々というのは、ほぼ同じ顔ぶれ。
そういった方々は、「いや~忙しくて参るわ~」と言いながら、いつも残業をしています。
ボクは、外の世界に触れていたほうが会社の仕事の成果につながると思っているので、サッサと帰りたい派。
残業している方々は、そうした外の世界に触れる機会が減ってしまい、かわいそうだなあと思った訳です。
で、ちょっと前の話になりますが、「早く帰れるように、お手伝いしましょうか?」と声を掛けて業務を拝見すると、、、「そりゃあ時間かかるわ。」と思ったわけです。
そもそも残業を減らす気がないのでは。
で、「こ、これは大変ですね。なんで(こんなに時間のかかる)このフローで仕事をしているんですか?」と聞くと、こんな答が返ってきました。
「業務フローを見直す暇もないくらい忙しくてさ。昨日も終電だったよ。ずっとこんな感じだよ。」と、ちょっと誇らしげに言われました。
おそらく、優先順位を決めて、空いた時間で業務フローを見直せば、きっと早く終わるハズなんです。
しかし、今までずっとそのスタイルでやってきたので、業務フローややり方を見直すことすらできなくなっている状態。
その状態が常態化しているので、いつしか「残業をしている=業務量が多い=オレ、ガンバっている」と自分のスタイルを正当化してしまって、本意か不本意かはわかりませんが、そもそも残業を減らすことを考える選択肢すらなくなってしまったのかもしれません。
定期的に自分を見直す。
何が言いたいかといえば、この方が良い悪いの話をしたいのではありません。
「自分の思考は、自分のやり方は、本当に大丈夫か??」という視点を持っているかのということ。
そもそも、意識に上げなければ、人は行動できません。
無意識にしていることを改善しようとするには、まず無意識にしていることを自覚しなければなりません。
自分は「元気な挨拶をしている」と思っているなら、わざわざ「元気な挨拶をしよう!」と意識することはなく、毎日毎日いつも通りの挨拶をするでしょう。
しかし、誰かに「その挨拶じゃあ、元気が無いように思われるよ。」と言われて初めて「あ、ならばもっと元気に声を出そう」と意識するわけですね。
残業の例でいえば、そもそも残業するのが当たり前なので、残業する業務設計を見直すという発想は出てこないわけです。
定期的に、自分の中では意識に上がっていないけど、それを続けていたらおかしな方向へ進む思考のバグが無いかを見直す必要がありますね。
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