以前、ピッチャーをされていた人に、こんな話を聞いたことがあります。
「空振りをさせるより、打ち損じをさせたい。」と。
どんな意味なのでしょう?
三振よりも凡打。
野球は、9回まであって、1回3アウトですから、27アウト取れば試合終了です。
ピッチャーとしては、その27アウトをどうやって組立てていくかを考えます。
ものすごいピッチャーなら、全て三球三振の81球投げれば良いわけです。
それができれば、ものすごくカッコいいし、華やかですよね。
しかし、「空振りをさせるより、打ち損じをさせたい。」と言った方の考え方は違います。
一球目から「打てそうだ!」とバットを振らせたいと考えているんです。
そして、結果的に凡打させれば、1アウトずつ取れて、究極的には27球で終わる、と。
さらに、バッターからすると「打てると思ったのに、何で凡打だったんだろう??」という悶々とさせることができるというんです。
なるほどね~と思ったわけです。
フォークよりスプリット。
この考え方は、球種にもあるそうです。
フォークという球種は、大きく落ちる変化をするボールで、空振りをさせられます。
一方で、スプリットという球種は、スピードが速くて手元でチョコっと落ちる落差の少ないボールで、内野ゴロを獲れるボールだそう。
(野球は、小学校のときにチョロっとやっていたくらいで、全く詳しくないんですが。。。)
どっちが良い悪いの話ではありませんが、ボクは、「落差のあるフォークで、三振のオンパレードで、華やかに試合を制したい!」と考えます。
しかし、見方を変えれば、スプリットを使って、球数を少なく、凡打の山を築いて、着実に試合に勝つという考え方は、とても大事です。
三振みたいにわかりやすくないので、見た目的には地味ですが、実はこっちの方が高度なのかも、と思ったりもします。
。
仕事でも、「バッタバッタと三振を獲るような華やかな仕事をしたい!」と考える人は多いです。
「三振を獲る機会もない、地味な仕事はしたくない。」みたいな考え方をする人もいるんです。
ボクも営業のときは、そのタイプでした。。
大きな注文をバーンと獲ってくるのがカッコいいと思っていて、小さな仕事には注力したくないなんて思っていましたし。(だから、成果が出にくかったのでしょうが。。。)
しかし、着実に成果を残せて、貢献度が高い仕事を積み重ねるという考え方も大事です。
営業からマーケティングに来て、その考え方に気が付けたのは、自分にとって意味のあることだと思っています。
地味だけど、気がついたら長期間お付き合いしてくれて、離れられないような体制やサービスをつくるのがおもしろくて仕方ありません。
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