分析で満足しているマーケターにはなりたくない。

投稿者: | 2018年3月26日

マーケティングの分析をやって満足してしまうことってありませんか?

ボクは、よくありました。

現状分析のはじまりはじまり。。。

マーケティング戦略を立てるとき、ゴールと現状の認識を合わせます。

ザックリ言うと、目標の売上と現状の売上のギャップを把握し、そのギャップの要因を分析します。

売上は、みなさんもご存知、客数×客単価。

ECの場合だと、集客×CVR×客単価。

そこからもう少し掘り下げて、新規客、リピーター客、購入頻度、購入点数、平均商品単価を調べてみます。

さらには、フロント商品、バックエンド商品を見てみたり、業界毎の分析軸を加えたりして、分析をします。

仕事をした気になる。

で、この分析。

ちょっとマーケティングをかじってみて”専門的”っぽい分析をするわけです。

データがバラバラだったり、いろんな関数を使って苦労しながら分析をしていると、アレもコレも調べたくなり、分析すること自体がおもしろくなってきます。

そして、もっともらしく数字を並べるわけです。

リピーター率が〇〇%、購入点数は平均〇点、購入間隔は平均〇〇日など。

今まで知らなかった”現実”が見えてきて、なんだかすごく仕事をしたような気になります。

そして、同時に、多くの時間を取られてしまい、その分析自体に満足してしまうケースが多いんです。

そこからが本当の仕事。

多くの人は気が付いていると思いますが、いくら鋭い分析をしたところで、ギャップは埋まりません。

その分析から仮説を立てて、「ギャップを埋めるために、どうするか?」を決めて動かない限り、現状は何も変わりません。

にも関わらず、分析にお金や時間のリソースをかけすぎて、アクションにリソースをつぎ込めなくなってしまうケースがよくあります。

当たり前ですけど、逆ですよね。

分析はそこそこに、アクションにリソースを突っ込み、PDCAを高速で回してカタチにしていくのがマーケティングのおもしろさなんですね。

 

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