マーケティングを組み立てるときに意識していること。
それは「全体を見ようね!」ということです。
WEBマーケティングの売り込み。
WEBマーケティングをやっている会社さんの売込みを受けました。
「デジタルマーケティングのすべてを代行します!」と。
「今の時代はデジタルマーケティングが必須で、リスティング広告、SEO、コンテンツマーケティングは売上を上げるために必要不可欠で重要な役割を担っていますが、キチンとやっていますか?」という定番のセールストークから入り、「御社のサイトを診断してきました!」と最適化されていない部分を取り上げた資料を見せてくださり、「こうした方が良い」「ああした方が良い」とアドバイスをしてくださいます。
そして、「CVR5倍の事例あります!」「CPO30%削減した事例あります!」「広告の最適化は任せてください!」とたたみかけてきます。
流れるようなセールストーク。
そして、その実績を聞くと、その背景やマーケットの事情は見えていないのに、ものすごく効果があるように聞こえます。
手段から入るとロクなことはない。
その会社さん、きっと悪気はありませんし、本当に広告の効果があるのだと思います。
しかし、ここで担当者がするべきは、「全体を見ること」です。
そう、「今やるべきは、本当に”広告”なのか?」を考える必要があります。
実は、デジタルマーケティングの中のWEB広告で集客するよりも、同じお金を使って優良顧客にプレゼントをしてLTV(年間購入金額)を大きくした方がいいかもしれないし、しばらく来てくれていない休眠顧客にクーポンを出した方が良いかもしれないし。
つまりは、今やるべきことを明確にして、そのうえで”広告”を選ぶのであれば良いんですが、話だけ聞いて「すごい、広告やれば、売上上がりそう!」と飛びついてはロクなことはありません。
全体を整理してからでも遅くない。
WEB広告の会社は、WEB広告のメリットを押してきます。
SEOの会社はSEOのメリットを押してきます。
それぞれが、全体的に相乗効果を出せれば良いんですが、前提としての”自分たちの戦略”や”状況”を理解していないことを忘れてはいけません。
自分たちのことや自分たちの顧客のことは、自分たちが一番理解しているものです。
だからこそ、全体を見渡し、集客はどうかな、来店してきてからのオペレーションはどうかな、リピーターになってもらうための施策はどうかな、その管理はどうなっていたっけな、といった感じで、フェーズに分けて、それぞれの課題を整理しておくことが大切です。
そして、実は足元で簡単に手を付けられることもあり、デジタルマーケティングはそれからでも遅くないことがほとんどです。
ここの判断は、デジタルマーケティングの会社にはできません。
その辺りを雑談ベースでのご相談があれば、お気軽にご利用ください。
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