仕事が回せる人、仕事に回されている人。
社内を見回すと両方のタイプの人がいます。
その違いは、何でしょう?
「こっちは忙しいんだ!」オーラにやられて。。
今、多くの部署や協力会社の人と関わらせていただきながら仕事をしています。
なので、みなさまの特性や運用をよく観て、自分の部署の改善に役立てています。
そんななか、とある部署の上の人に協力を求めに行ったときのこと。
開口一番、こんなことを言われました。
「こっちはさ、ものすごく忙しくて4月まで無理。毎日残業して、休みも出ないと間に合わないくらい忙しいんだ!」
それは、本当にご苦労さまです。。
しかし、一方で、ボクには進めなければいけない仕事があるので、もう少しツッコんで聞いてみました。
「ですよね。忙しいですよね。ホント、大変ですよね。そんなところにすみません!!」と枕詞をおきつつ、「もし可能ならば、タスク一覧とスケジュールを見せてもらえませんか?ボクの方で巻き取れる部分があれば、協力できると思いますので。」
すると、こう返されました。
「そんなもんはないよ。そんなの作っている時間があったら、ひとつでも仕事を進めたほうがいいだろ!」と。。
これが若い人間ならば「その仕事のやり方、見直したほうがいいよ。」と言えますが、立場が上の人なのでなかなか手強いわけです。
木こりの話。
実は、ボクも何度か自分の仕事が破綻したときがありました。
そのときは、担当顧客は100件以上、毎日100本以上の電話、チームの売上も上げないといけないし、わけのわからない提出書類もあるし、家庭でも子供が入院した時期と重なって、どうにもこうにも仕事が回らず自分にムカムカ、声を掛けられれば「今、忙しいから無理!」と反射的に答えてしまっていたし、さっさと帰る人を見てイライラしてました。
終わってますね。。。
しかし、こんな話を聞いてから、考え方と行動を変えました。
~書籍7つの習慣-成功には原則があった!より~
森の中で木を倒そうと、一生懸命ノコギリをひいているきこりに出会ったとしよう。
「何をしているんですか」とあなたは訊く。
すると「見れば分かるだろう」と、無愛想な返事が返ってくる。「この木を倒そうとしているんだ」
「すごく疲れているようですが...。いつからやっているんですか」あなたは大声で尋ねる。
「かれこれもう五時間だ。くたくださ。大変な作業だよ」
「それじゃ、少し休んで、ついでにそのノコギリの刃を研いだらどうですか。そうすれば仕事がもっと早く片付くと思いますけど」あなたはアドバイスをする。
「刃を研いでいる暇なんてないさ。切るだけで精一杯だ」と強く言い返す。
まさに自分はこの木こりだったんです。
なので、毎朝15~30分の時間でタスクを処理するのではなく、タスクを書き出して整理をするようにしたら、、あら不思議、整理すればするほど仕事がうまく回るようになったんです。
仕事を整理できてるか?
仕事を回せる人、仕事に回されている人。
どちらの人も、仕事には一生懸命取り組んでいるんです。
ただ、仕事に回されている人のほとんど(コジマ調べ)は、タスクを書き出して、スケジュールを引かずに仕事を進めてしまう人なんです。
少しでも早く取り組んで処理したい気持ちもわかるんですが、取り組む前に全体像や構造を掴んでからの方が効率が良いのは間違いありません。
これがチームの一個人なら良いんですが、それを理解していない上司がいる部署はちょっとヤバい。
仕事はうまく回らず破綻します。
自分のチームがそうならないように、日々意識をしています。
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