マーケティングと健康は似ているな~と思った次第で。
すぐに取り組まなくても困らない。
マーケティングの大切さは、すぐにはわかりません。
ボクも営業をしていた当時は「マーケティングとか言っている前に、まずは今月の数字だし、今期の数字でしょ?」と考えていました。
なので、売上が悪い状況になったら本質的なことに向き合おうとせずに、「とりあえずセールだ!」「キャンペーンだ!」という”応急処置”が頭に浮かぶ思考回路。
実際、マーケティングに今すぐに取り組まなくても、来週致命的に困ることはありませんし、来月絶望的に困ることもありません。
けれどマーケティングは、緊急ではないけど重要なこと、いわゆる第二領域の活動なんです。
マーケティングと健康。
これは、健康と似ています。
「売上が悪いときに、とりあえずセールやキャンペーン」というのは、「体の調子が悪い時、とりあえず栄養ドリンクをぶち込む」みたいなもの。
栄養ドリンクが効いている間は良いかもしれませんが、それだけに頼っているといずれ取り返しのつかないことになるのは容易に想像できますよね。
体が悪いと言っているのは何が悪いのか、健康な状態というのはどんな状態なのか、実際の血液の状態や体の状態はどうなのか。
また、食生活はどうなのか、生活習慣はどうなのか、など総合的に考える必要があります。
でも、重要なのは理解しているけど、今困らないし、面倒だし、大きすぎてしまうので手をつけない、と言うか手をつけられないんですね。
よくわかります。
長期と短期の視点を持つ。
ボクは、マーケティングの必要性や重要性を身をもって知ることが機会に出会います。
仕事の中で、数年に渡って数字の状態がドンドン悪くなって、このまま行ったらジ・エンドになってしまうような状態の事業を見たんです。
ゆったりと川を下っていることに気が付きつつも、なんの手も打たずにいたら、何やら滝つぼの音が聞こえてきて慌てて何とかしなきゃ~みたいな状態。
その状態からできることは、ものすごく限られています。
もっと早い段階で、食事の改善をしたり、運動したり、生活習慣を変えるような、すぐに効果がでないけど長期的に見たら効果を出す土台になることをコツコツ積み重ねていたら、、、なんてことを言っても仕方ありませんね。
マーケティングをするには、まずマーケティングの重要性を身をもって理解していること、そして思考を遠くに飛ばして危機感を感じられること、ロードマップをひいて今すぐできることを見極めて、足元を固めていけることを理解している人が重要です。
一見華やかに見えるマーケティングの仕事ですが、アイデアマンやテクニックに優れた人よりも、実際はなかなか効果を実感できないけど未来につながる確信を持ってコツコツ積み重ねることができる人が向いていると思います。
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