マーケティングセンスの欠如を防ぐために。

投稿者: | 2018年2月24日

ボクのチームポリシーは、以前のブログに書いたように、

  1. 基本の徹底と変化への対応(5S+3S)。
  2. 戦略的に考える(ゴールと現状、構造化、組合せと順序)。
  3. 高速PDCA

です。

これを意識していてマーケティングの仕事をしていると、「マーケティングのセンスが欠けてない??」と思うことがあります。

みんな新規の集客をしたがる。

売上というのは、客数✕客単価。

もう少しだけ分解すると、見込客(来店客)✕購入してくれる確率✕客単価。

飲食店ならば、お店に入ってもらえれば必ず一品は注文するので、購入確率は100%です。

これが、アパレルの実店舗やECショップならば、来店してくれても購入には至らないこともあるので、購入率は5%くらいでしょうか。

なので、見込み客(来店客)の母数を増やせば、売上は上がります。

見込み客(来店客)を増やすために、みなさん集客をしたがるんですね。

DM打ったり、広告を打ったり。

売上を上げるための手段=広告!みたいな思考の人は、結構多いように感じます。

先日も売上を達成するための打合せをしていたら、そんな方向に進みそうでした。

立ち止まって考えてみる。

ここで、ちょっとだけ立ち止まって考えてみましょう。

新規顧客を獲得するために広告やDMを打つのは良いんですが、「チームポリシーの「2.戦略的に考える(ゴールと現状、構造化、組合せと順序)」を元に考えてみようよ~」と修正をします。

売上の構造を考えると見込客(来店客)✕購入率✕客単価で、客単価を分解すると、「購入商品点数✕購入商品の平均単価」という要素が見えてきます。

飲食店ならば、「ワンモアフード、ワンモアドリンク」とよく言われますが、一品でも多く注文してもらえるように工夫をしていますよね。

「ビール二杯目以降は、半額!」みたいなのとか、メニュー帳の一番目立つところに頼みやすい一品をわかりやすく表示したり。

新規顧客を獲得するために、大きなお金をはたいて広告をするよりも、既存のお客さまが喜ぶことをした方が、実は効果に大きな差が出ます。

マーケティングセンスの欠如。

個人的には、広告というのは最後の手段だと思っています。

それよりも、まずは”半径3mの範囲”でできることに手を付ける。

受け皿が固まっていないのに、新規顧客の獲得ばかりにお金を投じていては、いつまでたっても安定しません。

そこの負のスパイラルに気がつけるようになるためには、「2.戦略的に考える(ゴールと現状、構造化、組合せと順序)」の思考が大事になります。

「広告をバーっと打って」も良いですが、安易にそういうことを言う人は、ちょっとマーケティングセンスが欠けているとことが多いです。

 

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