マーケティングの仕事をしているので、日常生活で細かいことが気になってしまいます。
例えば、スーパーの売場。
「何でここにコレを置いているんだろう?」とか、「このPOPうまいな~」とか。
逆に、「自分ならこうするのに」と思うこともよくあります。
焼き芋が売っていて。
娘が通う体操教室のすぐ目の前にスーパーがあります。
駐輪場に自転車を停めてさせてもらっているので、ちょいちょい利用しています。
以前、そこで焼き芋を買いました。
それが思いのほか美味しくて、ちょくちょく買うようになりました。
小さい金額ですが、ボクは”焼き芋”をキーにして、リピーターになったわけです。
売場を少しの間見ていたら、その焼き芋、入口すぐの一等地ということもあり、たくさんの人に結構な確率で購入されています。
あるとき、芋の種類が増えていた。
売上を上げるために、一回当たりの購入点数を増やす”ついで買い”を促すことは常套手段。
その”ついで買い”で購入点数を増やし、さらに”ついで買い”に該当する商品の平均単価を上げれば、ダブルで売上も上がります。
先週そのスーパーに行ったら、今まで一種類だった”焼き芋”に対して、単価の高い2種類のラインアップを増やしていました。
「お、試してみようかな?」と思うも、困ったことが起こりました。
値段は高いけど、いつも買っている”焼き芋”と何が違うのかがわかりません。
わかるのは、芋の名前と値段、包み紙が違いだけ。
焼き芋フリークならば、その商品名を見て理解できるかもしれません。
しかし、ボクにはその違いがよくわかりませんし、店員さんに聞こうとしても忙しそうで。。
結局、いつもの商品を購入しました。
商品の種類を増やしたなら。
一回当たりの購入金額を増やすために、ラインアップを充実させて、単価を上げて、「お、買おうかな」と思わせたところまでは良かったんです。
そこに、手書きのPOPで新しいラインアップのお芋たちの説明があり値段が違う理由が明確になれば、きっと買ったと思います。
機会ロスですし、ボクとしては「丁寧なお店だと思っていたのに、一等地売場に手を抜いているとすると抜け漏れが多いんじゃないの?」と要らぬ心配までさせてしまう結果になりました。
もったいないですよね。
ラインアップを増やすのもいいですが、キチンと説明しましょうね。
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