自分の感覚は、仕事をしていくうえで当たり前の基準に達していますか?
営業時代のお客様に感謝。
ボクは営業部育ちで、仕事への姿勢や感覚はいろいろなお客様に教えていただき身に着けることができました。
とてもやさしくしてくださったお客様はもちろんですが、出禁をくらったり、土下座をさせたられたり、「二度と来るな!」と塩を撒かれたり。
あえて厳しいことを言ってくださったお客様には、自分の感覚の甘さや仕事の厳しさを身をもって知ることができたので、本当に感謝しています。
自分の感覚を猛烈に恥じた記憶。
営業一年目のとき、とても温厚なお客様にこんなことを言われました。
「一生懸命さは認めるけど、私はあなたに注文は出しません。」と。
続けて、こう言われました。
「これから社会人として頑張ってほしいので敢えて言いますが、時間に遅れたり、問いかけの反応が遅かったりする人に、仕事はお願いすることは絶対にしないよ。」
思い返せば、電車遅延や渋滞を理由に遅刻をしたり、問合せを後回しにしてお客様から催促されてから返答したり。
それをボク自身は「電車遅延とか、渋滞とかは自分のせいじゃないし、仕方ないよな。」とか、「こっちも忙しいから、問合せの返答も少しくらい待ってくれるはず。」と、すべて自分の都合やペースで考えていました。
その結果、いつも温厚なお客様から厳しい口調でそう言われ、自分の都合で仕事をしていたことが恥ずかしくなり、そう言っていただけたことにものすごく感謝したことがあります。
そのときから、ボクは必ずアポ10分前にはお客様の近くに到着しておき、約束の時間ピッタリに受付に行くようにして、もし1分でも遅れそうなときは電話をするようにし、さらには問合せに対しても、何かしらすぐに答を返したり、回答が出ていなくても進捗状況を逐一報告するようにしました。
それを1ヵ月続けると、いつの間にかその感覚がボクにとっての当たり前になり、対応を評価されて他のお客様からもたくさんの引き合いをいただけるようになった経験があります。
ボクも敢えて言うようにしています。
もしこのとき「契約を取れないのは、自分が持っている間違った感覚だったんだ。」と気が付いていなければ、きっと今の自分は無いでしょう。
気が付かないままだとするうと、営業マンとして売上が上がらない原因を「商品の価格が高いから」とか、「納期が遅いから」とか、自分の中には求めず、他の”何か”が悪いと思っていた可能性が高いです。
今、ボクが預かっているチームメンバーや、売込に来てくださる業者さんで「あ、その感覚、昔のオレに似ていて危ないな。」と言う人がいれば、敢えて「その感覚が自分の信頼を下げて、そのうち仕事をお願いされなくなってしまうよ。」と言うようにしています。
しかし、これを言うとなると、相手に面と向かって言うのは結構難しいんですね。。
関係性や言い方、タイミングによっては、好意的に受け止めてくれないこともあるし。
にも関わらず、敢えて言ってくださったお客様には、いくら感謝しても足りません。
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