これからの時代、デジタルマーケティングは不可欠です。
小売業マーケット150兆円のうち、オムニチャネルコマース(インターネット上で接点を持った上で、ECもしくはリアル店舗での購入、利用する)の市場は52兆円が今後5年で73兆円になる予測もあるくらいですから。
ただそれを理解していた上で、今後のビジネスを組立てようとしている人は、ボクが見ている限り少ないような気がしています。
単にWEBをつくるだけでいいの?
デジタルマーケティングというと、それ単独で考えてしまうことが多いようです。
例えば、
「ECサイトを作ろう!」
「コーポレートサイトをリニューアルしよう。」
そして、リスティング広告やら、SEOやら、メールワークの施策の強化に向かっていきます。
しかし、それだとうまくいきません。
デジタルマーケティングは単独ではなく、すべての接点(ECはもちろん、リアルな店舗、コールセンター、メルマガ、梱包資材、DM、展示会などなど)と連携してこそ効果を発揮するものなんです。
ということは、つまりデジタルマーケティングを組立てるためには、ビジネス全体を見直す必要があるんですね。
デジタルマーケティングの考え方。
では、どうやってビジネス全体を見直して、デジタルマーケティングを組立てればいいのでしょう?
ボクは今、オムニチャネル戦略策定に関わる中で、デジタルマーケティングを起点に、ビジネス全体を考えるようにしています。
巷では、”デジタルファースト”と呼ばれていますね。
ただ、ボク自身、デジタルファーストを履き違えて「SEOが重要だよね。」とか、「かご落ち対策が必要だよね。」とか、そういった”点”で考えて、それぞれの概念や施策のレイヤーや優先順がわからず、頭が混乱することもしばしば。
それぞれのデジタルの施策は大切ですが、それだけでは上手くいかないんです。
もう少しレイヤーを上げて、デジタルとリアルをどうやって組み合わせていくか?
これを考えることが大切です。
デジタルマーケティングを組立てる5つの視点。
いろんなことを現場で学びながら自分なりの理解を深め、使えるデジタルマーケティングを組立てるための5つの視点を持つようにしました。
それは、
- ビジネス視点(実際のところ、それをやって儲かるの?という視点)
- マーケティング視点(それをどうやって設計して、施策をカタチにするの?という視点)
- システム視点(マーケティング視点をどうやって実装させるの?という視点)
- オペレーション視点(どうやって運用するの?という視点)
- マインド視点(そもそもビジネスに対してどういう姿勢で臨んでいるの?という視点)
です。
「デジタルマーケティングをやらないと。。。」となったとき、デジタルマーケティングを起点にして何をどうやって組立てるのか?
この5つの視点で分解すると、うまくいくと思います。
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