「今月の売上予算達成のために、四半期の売上予算達成のために、どうしよう?」
15年ほどボクは営業現場で育ってきたので、この思考はものすごく理解できます。
とにかく「直近の数字をどうするか?」でいつもアタマがいっぱいになんですね。
それはとても重要なことなのですが、常にその考え方だとモノゴトを近視眼的に見てしまうクセがついてしまいます(自分もそうでした)。
それだと、将来的にちょっと厳しくなる可能性があります。
マーケティング的に考えると。。
この思考を、家を建てるときを例にあげてみましょう。
家を建てるときに、いきなり「家を建てたいのですが、どのノコギリを使えば良いですか?」と考えたら、どうでしょう?
明らかに危険ですよね。
確かに、家を建てるには木材を切るのにノコギリが必要かもしれませんが、、
「いきなりそこからかい!」って突っ込みたくなりますよね。
しかし、これがマーケティング設計となると、話が変わってきます。
家を建てるなら、考える順序がある。
家を建てるならば、
そもそも、誰が住むのか?
住む人の家族の構成はどうなっているのか?
どこに建てるのか?
その人達の生活に合った家はどんなものか??
そのためにどんな設計書をつくるのか?
などなど。
大切なのは、その家で暮らす人にとって快適なこと。
その快適なことを実現するために、どんな機能や間取りが必要なのかを考えないで、いきなり「どんなノコギリを使えばいいのか?」を考えてはうまくいかないことは、誰でも理解できます。
陥りがちなワナ。
しかし、直近の予算のことばかりを考えていると、これと同じようなワナにハマってしまいます。
いきなり「どのマーケティングオートメーションを使えばいいのか?」
「どのECサイトのサービスを使えばいいのでしょう?」
といったような、気がつかないうちに「家を建てるのに、どのノコギリを使えばいいでしょう?」的な思考に陥ってしまうんですね。
どんなお客様に、どんな強みをもって、価値を設計図に落とし込むのか?
このマーケティング的な思考を意識しているといないのでは、1年後に大きな差になります。
その思考を忘れないように、自分でチェックできるツールがあったら良いなあ~と思って、「マーケティング・セルフチェックシート」なるものを作っていますのでお楽しみに!