組織の中には、いろいろなタイプの人がいます。
そのタイプを見極めて、仕事を任せたり、配置をしないとなかなかパフォーマンスが上がりません。
タイプを見極める際は、いくつかの軸があります。
例えば、自分の仕事を考える軸。
自分に与えられた役割、仕事を考えて、行動をするのは当たり前のことです。
しかし、その”考える”にもレイヤーがあります。
一つ目は、与えられた役割の中で、決まったことを決まった通りにやる人が多いレイヤーです。
決まった通りすることが仕事だと考えて、できるだけ速くやろうと改善をする人もいれば、「勤務時間をいっぱいいっぱい使って、終わらせればいいや。給料が同じなら、その方がトクだし。」と考える人もいます。
後者の人はちょっと困りますが、決めたことを決めた通りにするのは、とても重要なことです。
二つ目は、決められた方針の中で自分で考えて動く人のレイヤーです。
ゴールは決まっているけど、そこに行くまでの手段は自らが作り出して、辿り着こうとするようなイメージです。
三つ目は、自ら方針やルールを作って仕事を動かす人のレイヤーです。
大きなうねりを創り出すために、自らがゴール自体を設定していくようなイメージです。
組織にいると、自由を欲しながらも、ある程度のルールや方針がないと動けない人が多く見られます(自分を含む)。
もちろん、どのレイヤーの人が良くて、どのレイヤーにいるから悪いということはありません。
事業のフェーズや規模によっても、求めるものは変わってきますから。
塗り絵を上手に速く塗る人なのか、真っ白なキャンバスを持ってきてフリーハンドで描ける人なのか。
そのあたりを見極めて、チームの中での役割を決めていくことがパフォーマンスを上げるために必要だと思います。
小さなチーム、大きな仕事 働き方の新しいスタンダード (ハヤカワ文庫NF)
企業内キャリアコンサルティング入門 個人の気づきを促し、組織を変える
●お知らせ●
新サービスを始めました。
◆近況報告◆
今日も終日打合せ。その後は、会社オフィシャルな忘年会です。
1日1新:なし