ここ数カ月の間に運送会社の送料が改定があり、通販業界を賑わせています。
EC事業に限ったことではありませんが、送料が上がるということは、事業者のPLを圧迫します。
なので、どこの会社でも送料規定を改定する動きが見られます。
それぞれの会社さんに話を聞くと、物流会社の送料を値上げによって、売上や利益が下がったところもあれば、そこまで影響がなかったところもあります。
その差が出るのは、なぜなのでしょう。
物流会社からの値上げは、今までの経緯やパワーバランスで差があるかもしれませんが、どこの会社に対してもあったはず。
その値上げに対して、会社によっての対応が二つに分かれます。
ひとつは「送料を値上げされたから、そのまま転嫁するしかないな。」と思い切った価格転嫁をする会社。
まあ、仕方ないですよね、送料が上がっちゃったからそのまま転嫁するというのは理解できます。
そしてもうひとつは「送料はどうにもならないから、業務改善や梱包形態の見直しをしてみよう。それでも吸収できないなら、条件をつけた上で、お客様に少ない負担をお願いして、違うカタチでサービスをしよう。」という会社。
こうした対応をした会社は、そこまで影響はなかったようです。
どちらが良い悪いの話ではありません。
それぞれの企業の事情や考え方がありますから。
ただ個人的に感じたのは、とりあえずの対処療法でやり過ごそうとするのか、それを機に利益構造の根本的に改善を目指すのか。
外部要因に対して、自分たちにできることを探すのか、仕方ないから安易な判断をするのか。
その考え方の影響は思っているより大きくて、企業の姿勢が見えるものです。
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