ボクがよく行く下北沢。
そこには、半径1キロ以内にABCマートが3店舗もあります。
ドミナント戦略ってやつですね。
なぜ、こんな狭いところに3店舗もあるのでしょう?
ABCマートは、要チェック企業。
オムニチャネル戦略を構築しているボクの中で、ABCマートは要チェックな会社なんです。
なんせABCマートさんは、売上2,300億円強、店舗数も900店以上ある会社さん。
その中で、EC化率10%を目標にされているそうです。
ABCマートの”ダッシュ”文化。
で、下北沢駅の1キロ圏内に3店舗もあるのは、なぜなのか?
池袋になんかは、6店舗もあるんです。
なぜなのでしょうね?
そんな話を聞く機会がありました。
その理由は、大型店を1店舗出すより、小型店を数店出した方が、トータルでの客数は多くなるからだそうです。
客数が多くなる理由は、主要な街ではお客様が歩くエリアや道が決まっているので、その要所、要所に小型店を構えて、お客様の導線に寄り添うため。
さらに、在庫もそのエリアで融通し合うので、A店になければ近隣のB店にダッシュで取りに行く仕組み。
お店同士で競い合いつつも、キチンとお客様のために融通し合う文化があるそうです。
おもしろいですよね。
オムニチャネルがうまくいっている理由。
そのABCマートさんは、オムニチャネル戦略が成功している会社さんの代表格。
なぜうまくいっているのでしょう。
ABCマートさんの本社の人たちは、週末に必ず店舗の販売スタッフとしてお店に立つそうです。
この仕組みこそが、オムニチャネルを推進できる大きな要因だと思います。
なぜなら、オムニチャネルを推進するには。ECの仕組みやシステムを、店舗のスタッフが使いやすく設計しなくてはいけません。
いくらお金をシステムでも、使わなければ宝の持ち腐れですから。
そして、使いやすくするには、現場の事情を肌感覚で知らないと作れません。
ABCマートさんは、週末に現場に立って、実際に使ってみて、週明けにミーティングをして改善していくPDCAを常に回していらっしゃるようです。
多くの会社は、現場は現場、本部は本部で、システムなんかは本部が自分たちの”イメージ”で作ってしまい、結果的に、使えなくてムダな投資になってしまうんですね。
そうならないような仕組みがあるABCマートさん、ボクたちも見習わないと。
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