分析は大切だけど、分析だけでは意味がない。

投稿者: | 2017年10月19日

マーケティングを組み立てていて、思うことがあります。

それは、「分析する力とシナリオを描く力、動かす力は、全くもって違うな~」ということ。

 

例えば「売上が悪いから、原因と対策をすぐに報告しなさい。」

みたいな指示が降りてきたとき。

売上から仕入原価や販管費の見直しのビジネスの分析をしたり、SWOTやら、5FORCEやらフレームワークで自分たちを取り巻く環境の分析をしたり、EC事業ならアクセス解析をするわけです。

 

そして、いろんなことが見えてきます。

「運賃経費が上がって利益を圧迫しています!」

「他業種が自分たちのマーケットに参入してきています!」

「モバイルのアクセスが増えています!」

みたいな分析結果が出てきます。

 

分析に時間を費やして、こういう結果を立派な資料でまとめると、なんだか仕事をした気になりますよね。

 

しかし、分析しただけで終わってしまっては、まだスタートしただけ。

野球でいうなら、相手チームを分析をして弱点をつかんでも、その弱点に対して手を打たなければ、その分析は意味がありません。

そこから見えてきたことに対して、「何を、どうやって、いつまでにやるか?」まで考えて、実行して、初めてゴールにたどり着けるようになります。

 

その分析から、どういったシナリオを描くか?の【シナリオを描く力】。

そのシナリオをどうやってカタチにして、お客様を動かす?の【動かす力】。

 

それらがセットになって、初めて仕事として成り立ちます。

 

つまり、【分析力】✕【シナリオを描く力】✕【動かす力】は、掛け算。

これらは、すぐにできるようになるものでもなく、日々、鍛錬あるのみ。

そんなことを忘れないようにしたいものです。

 

 

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