ここ数年、小売店がECで売上を伸ばそうとする動きに勢いがあります。
それに伴って、WEBデザイナーの派遣さんを探しても、スキルがあって、実務経験があって、コミュニケーションがうまく取れる人はほぼほぼいません。。。
いても、その多くはアパレル業界にどんどん引っ張られてしまいます。
そんなECやWEBへの投資が加速していますが、ふと思ったことがあります。
ECの限界。
「ECやWEBマーケティングをやれば、売上が伸びる!」と考える人は、思いの外多いです。
しかし、実際に携わっている自分からすると、その考えはちょっと短絡的すぎるかもしれません。
ボクがいるところもECの売上は伸びていますが、この先どうなるかはわかりません。
市場的には伸びていますが、参入する会社もものすごく多いんです。
そんなにカンタンではなくなってきた。
当然ですが、そうなると、市場はたくさんの競合ができますし、同じような手法を取るから差別化がしにくくなります。
その上、いろんなツールがあるし、テクノロジーもものすごい勢いで進歩しているので、なんでもデキそうな気がしてしまいます。
確かに今であれば、それらである程度の売上が上がるとは思います。
ただ、WEB広告やら、コンテンツマーケティングやら、MAやら、魔法の杖のようにカンタンに売上が上がるような気になりますが、実際はそんなことはありません。
その先を考える。
なので、これからECやWEBで売上を伸ばそうとしている会社は、少しだけ立ち止まって考えたほうがいいかもしれません。
多くの人は、WEBやECを使ってどうやって売上を上げるか?を考えてしまいますが。。
さらに、リアル店舗は固定費もかかるし、縮小していって、効率の良いECの売上を拡大していきたい!みたいな方向へいくことが多いです。
ボクは、ECやWEBだけでは数年後に限界をむかえると思っています。
なので、オムニチャネルの中で、EC、WEB、リアルな店舗の顧客とのタッチポイントを活用して、いかにして価値を提供するか?を考えています。
この「価値を提供する」というのは、商品を販売することだけではありません。
お客様との複数の接点を使って、たくさんの体験や経験を積んでもらうか?ということです。
オムニチャネルって、たくさんのタッチポイントで、いつでもどこでも価値ある体験や経験を積んでもらえるように設計することが大事だと思います。
ただ単に、顧客統合したり、在庫連携をするだけの話ではありません。
ダラダラと書いてしまいましたが、まあ、WEBやECだけではキツくなってくる!ってことです。
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