#683 恵まれた環境は本当に恵まれているのか。
こんにちは。小嶋です。
ブログの番号が間違えていました(汗)Uさん、ご指摘ありがとうございます。
今日は、午前中に時間が空いてしまったので、ベトナムの人にハノイの町をちょこっと案内していただき、午後は新しいサプライヤーの工場の視察と打合せ、会食とちゃんと仕事をしました。
▼ガチャガチャ。
地元がよく利用する市場や歴史を感じさせてくれるスポット、若者がたむろする場所を中心に2時間ほどザザっと見て回りました。
そこは、ある程度予想できましたが、よく見ると日本では目にしない光景ばかりです。
四人乗りやブタを積みながらアリのように次から次へと湧いて出てくるバイク、とりあえずクラクションは挨拶代わりに使うのでやかましい車たち、強引に入らないと曲がれない交差点、そのへんを鶏が歩いている飲食店、路上の床屋、砂埃が舞う路上でのパン販売など、このガチャガチャ感がホント笑えます。
▼当たり前に感謝。
こういう所に来ると、食事にしても、衛生面にしても、日本は本当にインフラが整っていて、食事にも恵まれていることを痛感します。
蛇口をひねれば水が出るし、トイレに行けば奇麗だし、道端に生ゴミが落ちていないし、普段当たり前だと思っていることは、実は当たり前ではなく、その当たり前を実現するためにたくさんの人が努力していることに感謝したくなりました。
▼日本は本当に恵まれているのか。
しかし一方で、その安全安心な環境が仇となっている可能性もあります。
今日一緒にいたベトナム人は、18歳で日本へ来て、新聞配達をしながら語学を学び、実家や妹の学費のために仕送りをしていたそうです。彼は、今では日本語ペラペラでベトナム人の感覚と日本人の繊細さを併せ持つ素晴らしいバランスのとれた人でした。もちろんビジネスパートナーとしての信頼度も相当高いです。
そこで思ったのは、日本は恵まれているように見えて、実は夢や目標が持ちにくく、バイタリティ溢れ、チャレンジンするマインドを持つには、本当に自分で意識をしないと難しい環境なのかもしれません。
それは、安全安心が当たり前で、危機察知能力やおもてなしを履き違えて自分でやらなくてもいいという考えがはびこり、自分で考えて行動することをしなくてもさして困らないからです。
生きていく力強さは、こういう場にいた方が身につくと思います。どちらが恵まれている環境なのか。。。ふと考えてしまいました。
★近況報告★
今日は、ベトナムの街の観光、新しい工場視察。
1日1新:ベトナムのいろいろ。
1D1A:工場評価基準見直し。
今日も一日感謝です。