15年以上昔の話になりますが、営業で新規開拓をしていたときのこと。
昔はセキュリティが甘かったので、企業へアポなしで飛込訪問をしていました。
その経験から得た思考とは?
最初の頃は。。
先輩から「とりあえず新規開拓して来い。」というやさしい指示をもらい、どうしたもんかと悩んだ末、とりあえず知っている企業をリストアップして訪問してみることにしました。
しかし、いざ訪問しようと企業の受付の前に行くとビビってしまいます。
「断られたらどうしよう。。」
「すげー怖い担当者だったらどうしよう。。」
といった不安がアタマの中でグルグルと回るんですね。
そうなると、「うん、今日は気分が乗らないから、また明日にしよう。」と先延ばし。
そもそも訪問すらしていないのですから、新規開拓で成果があがることはありません。
とにかく量をこなした結果。
そうなると、上司や先輩から毎日のように怒鳴られるわけです。
1日10件以上の会社に飛び込むことをコミットさせられ、仕方なくこなすわけです。
最初は断られる毎に「ああ、やっぱ俺ってダメな奴だ」と考えます。
それでもやっていると、そのうち断られることに慣れてきます。
断られることに慣れてくると、「はい、次」「はい、次」という感覚になり、「よし、何件連続で断られるかの記録を作ってみよう!」なんていうアホなことを考えます。
そんなことを考え出したら、「とにかく断れるように数を増やすために訪問しよう!」というゲーム感覚で、ガンガン訪問するようになりました。
しかし、その矢先、その記録を阻止されるかのように、担当者に会えることがポロポロと出てきます。
ただ、担当者にお会いしても、うまく話せないし、新規で取引をしてもらえることはなかなかありません。
そこで思いついたのが、上司の力。
上司を連れて行って、うまいこと話をまとめてもらい、ボクはその営業トークや落とし所を盗んで「よし、次回試してみよう!」と思うわけです。
気がつけば、断られることがおもしろくなり、担当者に会えたら会えたでトークを試すのがおもしろくなってきて、結果的に売上が上がるようになりました。
飛び込み訪問の成果物は?
この経験からの一番の収穫は、新規開拓で売上が上がったことではありません。
確かに評価が上がって嬉しかったんですが、それよりも大きな成果物があります。
それは、「断られて、当たり前。話を効いてくれたらラッキー!」という思考になったことです。
これは、今の仕事でも根底に流れている思考です。
それでもまだまだフットワークが悪いときもありますが。。
これからいろいろと大きな流れの中で仕事をするので、その思考を忘れないようにしようと思います。
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