#680 コーヒーに思う業務改善。
こんにちは。小嶋です。
近所に新しいスタバができていることに気がつき、早速行ってみました。
▼一杯にかける時間。
このお店は、下北沢からちょっと離れていて、かなり落ち着いた雰囲気です。座席数は30席ちょっと。画一的なイスやテーブルではなく、形の違うソファーがあったり、丸イスがあったりと多彩です。客層は30代後半~40代、みなさん落ちついた口調や声のトーンで話していますので、かなりくつろげます。
コーヒーは、笑顔の素敵な店員さんがとても丁寧に説明してくださるのに加えて、一杯一杯ハンドメイドで丁寧に作ってくれます。
ボクが頼んだ「サンドライドエチオピアイエガチョフ」と何度噛みそうになったかわからないドリップコーヒーが830円。いつも飲んでいるスタバよりも倍くらいの価格です。
あまり飲んだことのない味で、美味しいです、コレ。
▼意識的に非効率をする。
下北沢の飲食店の商売は、地域性から苦心しているところが多く、店舗の改廃が多い地域です。このお店は、客層、回転率、客単価や1日の売上、このあたりの家賃を考えると、そこそこいける感じなのでしょう。
一杯にかける時間は、通常の2倍。さらにキレイな店員さんがフレンドリーに話しかけてくれます。(人見知りなボクは恥ずかしくも、モテ期だと勘違いしそうですが)
一杯一杯のコーヒーをハンドメイドで時間をかける、こういった会話を大切にする、丁寧に説明してくる、ということは、回転率やオペレーションを考えれば、実はとても非効率なことです。
効率的にするのであれば、わざわざ説明しないでメニューやリーフレットを見てもらえばいいし、コーヒーも機械でいれればいいし、会話なんてしない方が回転率は上がります。
しかし、そこは効率的にできるところを徹底的に効率化し、意識的に非効率に時間をかけるスタバのコンセプトが見てとれます。
お客様と接する時間は、意識的に徹底的に良い意味での非効率化をして、内向きな(会社への報告や食器洗い、在庫管理等)な仕事は徹底的に効率化しているように見えました。
▼意識的にしているか、無意識にしているかの差。
良い意味での非効率なことを、意識的にしているこの店舗。
お客様に対する良い意味での非効率なことをするために、非効率な部分と効率化する部分を分けて、効率化する部分を徹底的に見直しているのだと思います。
自分の仕事を見つめなおすと、これができていないかもな~と思いました。
本来効率化するべき非効率なことに気がつかないで、「今までやっているから、このままでいいや」という仕事は、意外と多かったりします。「これくらいなら面倒くさくないから、このまま自分でやってしまおう」的な積み重ねが、「塵も積もれば」で自分の時間を圧迫していることになります。
そして、実は非効率なや仕事と関係のなさそうに見える重要なことに時間を割けなくなり、ジワジワと視野が狭くなり、お客様の声を聞けなくなり、思考が均一化し、負のスパイラルに陥ります。
「その仕事は、意識的に非効率にやっているの?」
自分の仕事を仕分けして、リノベーションしてみてはいかがでしょう?The works renovation がお手伝いします。
★近況報告★
今日は、娘とお勉強、業務改善プラン作成等。
1D1A:出張アイテム一覧表刷新。
今日も一日感謝です。