マーケティング、その中でも”オムニチャネル設計”を仕事にしているボク。
いろんな事例を見てきて思うのは、オムチャネルを実現するには、社内の全ての部署や人がコミュニケーションできる【オムニケーション文化】(オムニとコミュニケーションをくっつけたボクが勝手につくった造語)が必要だということです。
オムニチャネルというと。
”オムニチャネル”に限らず、マーケティングというと、出てくるのは大体がこんな話。
CRMで顧客基盤を一元管理しよう。
在庫を一元管理してシームレスに対応しよう。
MA(マーケティングオートメーション)で売れるオファーを押し出していこう。
BIツールで効果測定をより細かくして、広告費を最適化しよう。
SFA(セールスフォースオートメーション)で営業のリソースを最適化しよう。
そんな感じの話ばかりです。
システムは使えなければガラクタです。
では、それらのシステムを導入すれば、自分たちの考える”オムニチャネル”が実現し、ビジネスがうまく回るのでしょうか?
いろんな他社事例を聞きつつ、自分でも設計をしている中で確実に言えることがあります。
それは「システムを作り込んだところで、絶対にうまくいかない!」ということ。
とても不都合な真実ですね。
もちろん、”うまくいく”という定義がそれぞれの会社で違うので何とも言えませんが、少なくとも思った通りに社内がうまく回って、売上が上がっていくことはありません。
なぜでしょう?
要因としてはたくさんありますが、確実に言えるのは、そのシステムを使う人や組織が”オムニチャネルになってない”ということ。
つまりは、お客様にはオムニチャネル(すべてのチャネルで価値を提供)しようとしてるのに、社内はそれぞれの部署がバラバラで部分最適を考えてしまっているということです。
いくらシステムが入ったところで、それを使う人や組織がなければ、ただのガラクタです。
オムニケーションの必要性。
オムニチャネルを実現するためには、システム開発の仕事とシステム以外の仕事の両輪で回す必要があります。
システムだけではうまくいかないし、システム以外(コミュニケーションや実店舗での営業戦略や施策)だけでもうまくいきません。
なので、会社が一丸となって、オムニチャネルを実現するための文化を作り上げる必要があります。
そのためには、社内の部署ごとに部分最適を考えるのではなく、それぞれがコミュニケーションを取って有機的に結びつき、お客様に最適な価値を提供していくことが大切です。
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