まるごとバナナがやめないで、痩せようとする愚行。

投稿者: | 2017年6月23日

「現状を考えると、それはちょっと厳しいです。」

それって、どうなんでしょう?

その事実を認識しよう。

例えば、会社での売上が悪いとき。

売上が悪い原因は、いくつもの要素が絡んでいるかもしれないし、あるひとつのパーツが欠けているからかもしれません。

しかし、ひとつ言えるのは「今やっている手段では売上が悪い」という事実があるということ。

だから、何かを変えない限り、売上は悪い状態のままの可能性が高いということです。

何かを変えれば、何かが変わるのに。

ただ、それがわかっていても、何かを変えることはなかなかシンドイものです。

よって、人というのは中途半端に”何とかなってしまう状態”だと、わざわざ何かを変えようとはせず、致命的にヤバい事態になってやっと動くもの。

個人にしても、会社にしても。

しかし、本当にヤバい状態になり、そのヤバい状態を変えるために「改革しよう!」的な号令がかかっても、「そうは言っても、現状を考えるとその方法は難しい(代替え案もなし)。」と言う人が一定数います。

「痩せないとまずい。」と言いながらも、「でも現実問題、いろんなストレスがあって、まるごとバナナを食べないと今を乗り越えられないし、運動する時間もないんです。」と言うようなものです。

今までの慣れたやり方、仕事ボリュームやペースを変えずに、何かが変わることなんてあるわけないのに。

今のラクをとるか、未来を創るのか?

結局のところ、目の前のラクを取るか、未来を創りにいくのか、どっちなの?ということです。

「改革しないとマズイ!」と言う人は、未来を見ています。

「そうは言っても、現状を考えるとそれは難しい。」と言う人は、過去と今しか見ていない。

そもそも考えている時間軸が違うので、そりゃあ、話が嚙み合いません。

どちらに合わせるかは、人それぞれ。

ただ、厳しい言い方をすれば、何も変えようとしない後者の人は、厳しい未来が待ち受けていることは容易に想像できます。

 

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