EC事業に関わっているので、たまに「どうしたら売上が上がりますか?」という質問を投げ掛けられます。
「やっぱ、MAを導入しないといけないですかね?」
「リスティングを強化しなた方がいいですよね。」
といったことも言われます。
確かにそうかもしれないんですが、ボクが意識しているのは1つだけです。
とにかくリピーターを作ること。
一番意識していることは、常連さん(リピーター)をつくることです。
新規獲得ばかりに走っていると、お金も時間もかかるので、疲弊しちゃいますよね。
商売のコツは、常連さんをつくることにあります。
なので、まずは売上構造が、新規とリピーターの割合を知ることが大切です。
そこでリピーターの現状を知り、対策を立てていくわけですね。
ボクは、新規で来てくれた人が、どれくらいの割合でがリピーターになってくれて(【F2転換(Fはフリークエンシーの頭文字で頻度のこと。二回目の購入ってことです。)】なんて言い方をします)、一年後にどれくらいの割合で残ってくれているか?を見ています。
ここで、F2転換が10~20%だとキツくなってきて、一年後に残ってくれている割合が5割を超えてくると事業としても安定します。
リピーターになってもらうために何をするか?
そういった代表的な数字を見ながら、いろいろと試していきます。
試すのは、ECサイトやマーケティングツールといった表面的なことだけでなく、商品力、カタログ力、コミュニケーション力(コールセンター、発送するダンボールや同梱物など)など様々です。
そのときに意識しているのは、記憶の歩留り=想起力があるコミュニケーションです。
営業のときも【想起力】は重要だと思っていましたが、EC事業でも同じです。
何かあったときに、ポジティブな体験をパッと思い出してもらえるような設計が必要なんです。
ここで、「あのサイト、商品探すのがすごくややこしかったよな」とか、「発送されてきたダンボールが汚かったよな」みたいなネガティブな体験だとリピートしてくれませんよね。
なので、接点をしっかりと意識するようにしていくわけです。
商売の勘所がわかる人。
その接点をどう設計しているかというと、これまた当たり前のことですが、「誰に?」「何を?」「どうやって?」が大切になるんですね。
タバコを吸う人にポジティブな体験と吸わない人のポジティブな体験が異なるように、「誰」によってサービスレベルや距離感、テイストが変わってきます。
また、お付き合いしていく中でポジティブな経験が積み重なるにつれて、求めるサービスレベルも変化してきます。
システム会社さんやコンサルさんとお付き合いをしている中で思うのは、この商売の勘所を理解している人が立ってくれると、ものすごくやりやすいです。
って言っている自分がまだまだなので、商売の勘所がわかる人間になれるように、日々いろんなのユーザー行動を分析してます。
●お知らせ
新サービスを思いついたので、試しに始めました。
こういう悩みを持つ方、結構いらっしゃると思います(っていうか、自分がそうだったので)
◆近況報告◆
今日は、娘の運動会など。
1日1新:なし。