オムニチャネルの中の実店舗の在り方って、なかなか難しい。

投稿者: | 2017年4月12日

オムニチャネルを設計するときに、チャネルの機能をしっかりと把握することです。

提供する側の会社は、チャネルごとの機能をシッカリと把握して設計することが大切です。

ECは、現物を触れない、見られない。

EC(WEB)は【情報収集】、【商品購入】の実現が可能です。

一方で、実店舗は【情報収集】、【商品購入】に加えて【現物確認】が可能になります。

商材によっても違いますが、【現物確認】が購入するときに果たす役割は大きい場合もあります。

現物確認しなくてもわかる商材もあれば、やっぱり現物を見てからでないと決めにくいという商材もありますから。

実店舗を持つEC企業。

なので、ECの会社でも、実店舗を持とうとする動きがあります。

ドゥクラッセとか、そんな感じですよね。

実店舗は実店舗だけで採算だけを取るというより、顧客との接点を増やす、現物を確認してもらうことが目的です。

実店舗とECの会社の差。

そうなると、ECありきの実店舗のオペレーションと、実店舗ありきのオペレーションは、大きく違ってきます。

実は、ここの差は、とてつもなく大きいんですね。

店舗から始まった会社は、実際のところ店舗の売上が大きく、発言力や影響力も大きいです。

さらに、会社全体の評価や組織体制が、店舗を支えるために作られています。

ここが、オムニチャネルを組むときに、ぶつかる大きな壁です。

ECありきのフレキシブルに動ける会社と、何を決めるにも実店舗ありきで調整が必要な会社では、変化への対応のスピードが変わってきます。

実店舗ありきの会社の意識や体制をどう折り合いをつけていくか、オムニチャネル設計の問題ですね。

 

 

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