チームの基準を引き上げるのは、なかなかシンドい。

投稿者: | 2017年4月3日

チームの基準をつくるのもボクの仕事。

そこでの試行錯誤は、尽きません。

どこに基準を置くか。

チームの基準をどこに合わせるのか?

例えば、甲子園を目指しているチームと地区予選で1回勝てればいいね~というチームでは、野球に対する意識や練習内容が違います。

目標によって、チームの基準は大きく変わり、意思決定基準も違います。

これはどちらが良い悪いではなく、「そのチームがどうしたいのか?」が問題なわけです。

ボクの当たり前は、当たり前ではなかった。

で、ボクのチームでは、「ボクがこうしたい!」と思って基準を作っても、それに同意できない人も出てきます。

にも関わらず、ボクが自分の価値基準を押し付けてしまうと、それを負担に感じてしまうんですね。

例えば、スキルアップのための投資。

自分の仕事の質やスキルアップのための時間やお金の投資をすることは、当たり前だと思っていました。

しかし、就業時間外に、仕事のために何かをするとか、お金を使うということは、当たり前で無い人もいます。

業務に必要ならば、お金を出したり、時間外の勉強会ならば残業手当を出すのは「会社が負担してくれて当たり前。」という感覚です。

それはそれで間違いではないし、むしろ、その通りなんです。

そのレベルに合わせるしかない。

そのギャップに、とてつもなくフラストレーションが溜まる時期がありました。

「え?自分の任された仕事のために、勉強したり、いろんなことを経験するのは当たり前でしょ?」というスタンスでチームの基準をつくっていたら、それがメンバーにとってはものすごく負担になってしまう。

そして結果的に、うまく回らなくなる。

メンバーの支援をしているつもりが、モチベーションを下げる結果になる。

良かれと思ってやっていることが、完全に空回り。

なので、自分は甲子園優勝を目指していても、メンバーのレベルに合わせて言い方や目標設定を一緒に考えて、半歩ずつ引き上げていくようにすることが大切なのでしょうね。

 

 

◆近況報告◆

今日から新年度がスタート。大きな変革の土台をつくる年になりそうです。

1日1新:なし。