ボクの前の部下はよくこう言っていました。
「広く浅く知識を身に着けて、システムと現場の橋渡しをしたい。」と。
当時は、「ふーん」と半分流していましたが、最近になってその重要性を噛み締めています。
システム側の理屈。
システムベンダーさんとお話をしていると、話が合わないことがよくありました。
なぜなら、ベンダーさんって「システムありき」で話を進めようとするんです。
ボクはビジネスを組立てるのが仕事なので、正直、説明することが「新しい機能が追加されました!」とか、「性能が15%改善されました」的な説明をされます。
システム屋さんなのでシステムの話をするのは当然なんですが。。。
現場側の理屈。
一方で、現場側。
システム屋さんに機能や性能の話をされても、よくわかりません。
「・・・性能が15%改善。。あっそ。・・・で?」と思うわけです。
現場にとって重要なのは、その機能や性能が「顧客にどんなメリットをもたらすか?」です。
まあ、その辺りの発想は、現場の人の方が思いつきやすいのかもしれませんが、注意したいのが、前提条件やロジックによって機能せず、メリットがもたらされないこともあります。
そんなときは、システムの方は「要件に入っていないから、できません。」と平気で言いますが、事業者側からすると「おいおい、それくらいビジネスなんだから要件に入っていて当然だろ!」と感じることがあります。
通訳が必要。
これは、よくあることらしいです。
ボクも、現場とシステムの両方の人とかかわってきたこの三年で、実際にこの経験をたくさんしました。
なので、どちらの気持ちもよくわかります。
そして、それぞれのわかりやすい事例や言葉に置き換えて伝えることで、お互いに理解ができれば、多くの問題は事前に防げるし、ユーザーも事業主も、より大きなメリットが享受できます。
そこで部下だった彼の言葉を思い出しました。
「広く浅く知識を身に着けて、システムと現場の橋渡しをしたい。」
ボクは営業現場で育って、マーケティングを組んだりしてきて、さらにシステムの方にも関わって仕事をしています。
なので、事業よりの”通訳”的なポジションで仕事をしていこうと思う次第です。
◆近況報告◆
昨日はUさんとランチ。Uさん、ありがとうございました!今日は、今期最後の営業日。しっかりと締め処理を行います。
1日1新:花乃蕎麦