#640 ルールのコスト。
こんにちは。小嶋です。
会社組織にドップリつかっていると見えにくいのですが、
会社以外のいろんな方にお会いしていると、
会社組織の人と人との壁や限界みたいなものが見えてきます。
今日も、とある大きな会社との条件の刷り合わせをしていて、
いろんな壁やスピードの限界を感じました。
それが良い悪いではありませんが、確実に大きな組織では、
オペレーションのルールが足枷になってきているように思います。
そこで、ルールのコストを考えてみました。
◆人とのコスト。
組織にいると、いろんな部署や人に協力していただいて、
ひとつの仕事が成り立ちます。
そこには、権限規定や業務フローのルールがあります。
ボクのような営業は、その流れをトータル的にデザインして、
進めていき、最終的にお客様に満足してもらえるようにします。
それはそれでいろんな人と一緒に仕事をしているおもしろさがありますが
いろんな人が絡むだけに、ややこしいことになっているという側面もあります。
例えば、「この承認はどこの部長」「この根回しはどこそこの課長」と、
事前にコンセンサスを取っておかないと、ヘソを曲げる人がいたり、
機嫌が悪くなる人も出てきて、仕事がスムーズに進まないことがあります。
仕事をスムーズに進めるために、事前にスムーズでないことを懸命にやるという、
何とも歯痒いことが日々の中で多々あります。
組織で仕事をする以上は仕方ないと思っていましたが、
そのダメージがジワジワ首をしめていると思うと、、、何とかしなきゃ!
◆ルールから生まれる損失。
コーポレートガバナンスという言葉が流行ったころ、
もれなく今の会社もいろんなルールを作りました。
ルールが、お客様にスムーズに価値を提供するために作った高速道路ではなく、
ミスという損失を無くすためにチェックする料金所を創って、
渋滞を引き起こすものになっています。
すると、組織では仕事を創るというよりも、仕事のルールを守ることが優先されます。
最近の若手は覇気がないと言われますが、そんな背景もあるのかもしれません。
若手の人たちは、「ルールを守れるか?」で仕事を考えるので、
新しい仕事には手を出さず、ルール通りでできる仕事を探します。
しかし、会社が作ったルール通りにできる仕事は、ほとんどありません。
ミスや損失をなくすために機動力をなくすことと、
最低限守ることを徹底してフレキシブルに動くこと、
どちらが利益をもらたすのか?ちょっと考えてみたいことです。
◆これからどうなるんだろう。
これからは、そういったひとつの組織で完結するような仕事は、
少なくなっていくように思います。
少なくとも、ボクの業界では、一昔前のような商売で利益を確保するのが
とても難しい環境になっています。
その環境でルールや管理方法を強化したところで、状況が変わる可能性は低いです。
とすると、大きな組織を動かす小さなチームがより一層存在感を
大きくすると思います。
それは、社内という枠でなく、プロジェクトチームのように
いろんな得意分野を持ちあって形成されるのだと思います。
漠然としていますが、リスクをとって、機動力と創造性を持って、
スピード感を出していけるチームが強さを増しますね、きっと。
そう考えると、自分は完全にぬるま湯につかっています。。。
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★近況報告★
いろんなことが降りかかってきたので、
ひとつひとつ整理していきます。。。
今日の体重:82.3kg。 体脂肪率 18.7%。
1日1新:1000円の床屋さん。
今日も一日感謝です。