組織で仕事をおもしろくするには、人から嫌われるフェーズがある。

投稿者: | 2017年2月4日

 

最近、仕事で嫌われることが多くなりました。

ボクにとっては、ひとつのバロメーターにしているのでうれしい限りです。

機能別組織の限界。

会社というのは、機能で組織が分かれています。

営業なら営業、開発なら開発、仕入なら仕入といった具合ですね。

それぞれの機能別に分かれた組織での仕事を最適化すれば、全体でも最適化されて、お客様に素晴らしい価値を提供できる、、、と思いますよね。

しかし、現実ではそんなことはありません。

組織間で波風を立てないことが優先される。

機能別組織では、それぞれの部門にいろんな人が立ちはだかり、話がややこしくなります。

それが業績が悪くなると、顕著に現れます。

自分たちはちゃんと仕事をしているのに、営業が本気で売ってこない。

開発がしっかり商品をつくらないから、自分たち営業は売上が上がらない。

そういった他責思考が蔓延るのは、よくある話ですよね。

こうした組織間でのいざこざは、「あの部門の人が言っているから仕方ない」というような妥協を生み、意思決定が先延ばしされ、競争力の低下につながります。

それがわかっていても、内部で波風を立てないことが優先されます。

嫌われるのは、おもしろくなってきている証拠。

ボクも、組織にいるので、波風を立てないように仕事をすることを優先させていました。

しかし、摩擦を恐れていては、おもしろい仕事はつくれません。

さらに、そうした摩擦を恐れるのは、単に自分の甘やかしに過ぎません。

なので、今は全体を見渡して、摩擦を考えずにあえて問題を明確にして、波風を立てるようにしました。

(言い方やタイミングは考えていますが。)

すると、なぜか嫌われることが多くなります。

あまり気になりませんが。

しかし、不思議なことに、問題を表面化させて、関わる人から嫌われると、結果的に仕事が進むことが多いんです。

なので、嫌われるということは、行動している証拠で、仕事をおもしろくする過程に欠かせないのでしょうね。

だったら、ドンドン嫌われましょう。

 

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