(画像は、九州パンケーキホームページより抜粋)
ものすごい情熱を持った方にお会いしました。
その方は、九州パンケーキをつくる(有)一平の村岡さん。
その方のお話を伺って、なんだか自分がものすごくつまらない人間に思えて、背伸びするのをやめよう~と思いました。
ものすごく偏った考え。
村岡さんは、ハッキリ言います。
「九州だけ生き残れれば良いんです。」と。
おもしろいですよね。
そして何かといえば、「とにかく、パンケーキが焼きたいんです。」と。
さらには「なんか、パンケーキ焼いたら、すごいおもしろくなりませんか?」と。
その【九州パンケーキ】は、九州の小麦や雑穀だけをつかったパンケーキの粉。
モチモチしてて、ものすごく美味しいんです。
で、この九州パンケーキのマーケティング戦略を学ぼう!というセミナーに参加したわけです。
その九州パンケーキに対する情熱がすごい。
話を聞いているだけで、食べたくなります。
とにかくパンケーキが焼きたい。
そのセミナーでは、SNSを使って拡散しようとか、コンテンツマーケティングとか、一切そういった言葉は出てこず。
良い意味で裏切られて、商売の基本を思い出しました。
とにかく「パンケーキを焼きにいかせてください。」
「パンケーキを焼いている子供の楽しい時間が最高。」
「とりあえずパンケーキ!みたいにしたい。」
「パンケーキは、子供が一番最初につくる料理。」
「年に100回、パンケーキ教室をやります。」
といったパンケーキ愛ばかりを語るんです。
自分が考えて、みんなでつくった九州パンケーキが生み出す人々の幸せな笑顔を一生懸命に話すんです。
ああ、なんか、ホントに良い商売しているな~と感じました。
戦略をウンウン考えるヒマがあったら。
戦略は、とても大事です。
しかし、「その前にもっと大事なことがあるのではないか?」と思い直したわけです。
アカデミックなマーケティングも良いけど、もっと自分たちの商品を好きになり、その先にある人を考える。
カッコつけなくてもいいし、等身大で自分にできることを精一杯やって、目の前の人を笑顔にさせる。
それって商売の基本だよなと思い出し、「この方は、なんて最高な商売をされているんだ!」と感動してしまいました。
(もちろん、最低限の事業の組立てはされていますが。)
それに比べて自分は、なんだかわかったような顔して戦略をつくってみたり、流行りのマーケティングを横文字で語ってみたり。
なんて自分はつまらない人間なんだ~と思うと同時に、ウンウン考えている暇があったら、等身大の自分ができる精一杯を提供して、目の前の方の笑顔のひとつでもつくってこい!と思ったわけです。
なんだかまとまりのない文章ですが、村岡さん、マジ熱いです。
ああいうオッサンになって、おもしろい仕事を創りたいな~。
◆近況報告◆
今日は、いろんな打合せなどです。
1日1新:東銀座野村ビル